こちらの印鑰社は、JR唐津線東多久駅の南西およそ1.7km、南多久公民館からはおよそ600mほどの佐賀県多久市南多久町大字下多久庄地区の、集落の東の外れの田圃の中に鎮座されています。
県道25号多久若木線の南多久公民館前交差点を北進し、牛津川を渡って100mほどのところにある庄のバス停から右に入り、道なりに250mのところにある小川を渡った先の田圃の中に位置します。
駐車スペースがありそうには思えましたが、農繁期を除けば参拝する時間のしばらくの間は停めておいても大丈夫なのではないかと思い、自家用車で農道を進むと間もなく小さな御神木に護られた神社へとたどり着きました。
境内には「印鑰社」の神額が掛かる台輪鳥居が立ち、その奥に石造りの本殿が建ち周りを囲むように石碑や石仏、末社が祀られております。
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社頭。
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注連柱の先は参道が直角に曲がっています。
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本殿前に立つ台輪鳥居。
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「印鑰社」の神額。
文化13年(1816年)の刻銘が入っております。
多久市の資料によると、「創建時不明、1816年には存在し、一説には佐賀の国府が一時的に別府に移されたとき、その国府の鍵を保管したとの意見もある。」とあります。
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本殿。
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「天照皇大神宮」。
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石仏。
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「宝満社」とあります。
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本殿裏の石祠と石仏群。
多久市の資料には多久市には42の神社の記録があり、その中の一つがこちらの印鑰社だったのですがなかなか見つけることができませんでした。
地元の方に聞いても首をかしげる人が多く、「お寺さんに聞けば何かわかるかもしれないよ」と言われて近くの延寿寺さんを訪ねてようやく発見することができました。
インターホンを押して出てきていただいたにもかかわらず快く対応いただき、わざわざ道路まで出てきて道案内までしていただいたご住職様には本当にお礼申し上げます。
それでは今日も最後までご覧いただきありがとうございました。
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