こちらは、山間に鎮座されているある神社の近くにあるのをグーグルマップで知り、せっかくだからとスマホのGPSを頼りに山の中の道なき道を歩きまわり、最後は急な山肌を登り上がったところに鎮座されていました。
この日は、マーちゃんは趣味の教室があり私一人だけで行ったのでこんな冒険ができました。もしマーちゃんが一緒だったらおそらくこの冒険を許可してもらうことはなかったと思います。
ただ、山を下るときにはもっと楽に行ける道があったのを知り、一人で大笑いをしたのはマーちゃんにはナイショですw

GPSが指し示す場所を目指して木の枝などを頼りに急な斜面を登ると、ちょっと開けた場所にたどり着きました。その先の方に目をやると石祠が三基並んでいるのが見えます。
その石祠の方に進んで行くと、その石祠の前には湧き水が湧いているのか水溜まりがあるのですが、何となく温泉水のようなコバルトブルーで神秘的な感じですw

近づいていくと、なんといちばん右側の石祠の前には見覚えのあるあのシルエットが!
間違いありません!やっぱり肥前狛犬ちゃんです!
「肥前狛犬は誰も行かないような山間の祠にいるのでは?」と考えていたので、何となくその期待はあったのですが予感が的中して嬉しくて堪りませんw
これで、危険な山道を一人で登ってきた甲斐があったというもので、疲れなんて吹っ飛んでしまうというものです。
こちらは多久市の資料によると、御祭神は熊野権現とされています。
阿形の首の部分にはヒビが入っており、吽形に比べ風化が進んでいるように見えます。できるならば欠落する前に何らかの手当てができればいいのですが…
四角い顔の吽形の頭頂部に角があるのが確認できますね。逆に阿形の顔は顎が丸いようですが、これは風化のせいなのかもしれませんね。
安置されたのがいつなのかは知る由もありませんが、こんな山の中でずっと役目を果たして来た肥前狛犬ちゃんのけなげな姿にはやっぱり気持ちが移っちゃいます。

「英彦神社」。

こちらは何なのか分かりませんでした。
さて、今回は年寄りの冷や水でちょっと危険なことをしてしまいましたが、期待通りに肥前狛犬と巡り合うことができました。
これまでも期待しながら行ったのに何にもなかったということはたくさんありましたが、これはしょうがないことかもしれませんね。これを繰り返すことで思わぬ出会いがあると思ってますから…
それでは今日も最後までご覧いただきありがとうございました。
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