肥前狛犬を探して 多久市編 その6

多久市の神社

こちらの肥前狛犬は多久市のとある場所に鎮座される、とある神社の本殿を守護しています。

山間の集落に立つ拝殿は、そう古い時代ではなくリノベーションされたものと思われる開放感のある瓦葺きの簡素なものですが、この地区の産土神としてしっかりと祀られてきたことが窺えます。

その拝殿の後ろには里山を背景に綺麗に積まれた石で本殿が築かれており、二つの石祠と天照皇大神宮が祀られています。

その石祠の一つ、一番左の石祠の前に一対の肥前狛犬が安置されていますが、残念なことに風化によって吽形の顔の部分が一部欠け落ちてしまっていました。

古さを感じさせない拝殿。上り口の石段のコンクリートも綺麗にクリーニングされているのか、それとも新しく塗られたのか分かりませんがとても綺麗です。

本殿。三段になった石段の奥に、石を三段に積んだ本殿が造られています。

祭神は分かりませんが、向かって左側の石祠の前に肥前狛犬が居ます。

このシルエットはまさに肥前狛犬です。

吽形の顔の部分と左前肢の一部が欠けてしまっておりますが、阿形の方は吽形と比べると比較的綺麗な状態を保っています。

正面からのカットは、パッと見て「ドラえもん」を彷彿とさせますw

阿吽ともに、鬣の文様が綺麗に施されています。

吽形は前肢だけではなく背中の方まで欠損しておりましたが、何があったのでしょうか。

天照皇大神宮。

本殿の様子。

ここでも肥前狛犬ちゃんと巡り合うことができましたが、やっぱり屋外に安置されているため風化が進んでいます。

屋内ではなくとも、直接雨があたらないような屋根があるだけでも風化の度合いが違ってくるので、こういう肥前狛犬ちゃんを見ると何とかできないのかなと思ってしまいますね。

それでは今日も最後までご覧いただきありがとうございました。

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