こちらの熊野権現社は、JR唐津線多久駅の南南西1.5kmほどのところにある佐賀県多久市多久町宮ノ浦地区の街はずれ、里山の中に鎮座されております。
国道203号線の荕原交差点を南、県道24号武雄多久線を車で数分走ると右側に集落に繋がる町道への分岐があり、その町道にある宮ノ浦バス停から西の山の方を見ると比較的新しい鳥居が見えます。
バス停のすぐ横にある民家の前の路地を通り、田んぼの中の農道を歩いて行くと参道入口に立つ台輪鳥居が立っております。
多久市史によると、昔は多久町石州分にあり大社であったと伝わっていたとあり、ここを牛馬に乗って通れば落ちるということでこの宮ノ浦に移されたということのようです。
御祭神は熊野本宮の神(家津御子大神、天神地衹13柱)との記述がありますが、由緒や沿革についてはそれ以上のことは不明でした。
社殿の裏が山ということもあり、大雨の時には土砂崩れの恐れがあるのかブルーシートが掛けられており、境内脇には先代の鳥居のものと思われる石材が残されていました。

参道入口に立つ台輪鳥居。
神額には「熊野神社」とあります。
建立は平成13年3月と比較的新しい鳥居でした。

参道はコンクリートで固められ、中央には雨水を排水するための溝が綺麗に造られています。

途中途中にぬかるみを避けるためのバラスが敷かれていました。

社殿が見えてきました。

拝殿。

拝殿の中の様子。
本殿。

本殿の中の様子。

参道入口に立っていた先代さんなのでしょうか、境内の隅っこに鳥居の一部が積んでありました。
鳥居の老朽化を結構いろんなところで見かけるようになりましたね。
こちらの熊野権現社でも先代の鳥居から新しい鳥居へと新旧交代があってましたが、古い鳥居がこういう形で残っているのを見るとちょっと辛い感じもします。
それでは今日も最後までご覧いただきありがとうございました。
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