多久市には約30対の肥前狛犬がいるというが、しっかり管理されている神社ではそこに安置されているとわかっていても、なかなかその姿が見られなくて残念な思いをすることが多いです。
肥前狛犬と巡り合うには、山間にある古社を巡った方が可能性があるのではということで、今回は西多久町板谷の県道25号多久若木線の西多久郵便局から北に、県道322号板谷厳木線を船山、八幡岳方面の神社を巡ることにしました。
すると間もなく、山道を約2キロほど登ったところの林道の入り口に2本の孟宗竹が立ち、注連縄が張られたその奥に石段が続くじつに怪しげな場所を発見しました。
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苔むした石段が左側の山に続いています。
前夜からの雨のせいで苔が湿っており、滑りやすくなっているので足もとは注意が必要です。
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石段を登った先は少し開けた場所になっており、その先にまた石段があり石祠が祀ってあります。
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そして左の方に目をやると、なんと御堂があるではありませんか!
きっとこの地区の住民の人たちのこころの拠り所の氏神様だったのでしょうね。ただ、あの参道の入り口からはこの御堂の存在はまったく想像できませんでした。
ただ、老朽化が進んでいて利用するのは危険すぎるようです。
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太神宮の石祠がありました。鎮座地は佐賀県多久市西多久町大字板屋地区になります。
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天和3年(1683年)2月建立。ということは340年前に祀られたということか…
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□□□神主?何と彫られているんだろう。
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稲荷社。
調べてみるとこちらは太神宮ということは分かりましたが、御祭神は由緒等は分かりませんでした。
期待していた肥前狛犬ちゃんの姿も見られず残念でしたが、先人の神様との密接な暮らし方が垣間見えたような気がしました。
さて、次の出会いに期待して帰ることにしましょう。それでは今日も最後までご覧いただきありがとうございました。
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