こちらは山間の集落を抜けたところに鎮座される古社です。
山道脇から左手に続く細い道が参道にあたるのだろう、やがて社殿らしき建屋が姿を現した。
鳥居や楼門、隋神門といったものはなく、瓦葺きの拝殿はどんどん風化が進んでいるようです。

社頭。

こちらだけではなく、こういう造りの拝殿は概ねどこでも傷みがひどいようです。やはり四方から雨風が吹き込むせいなのでしょうね…。

本殿は近年になって新しくされたのでしょうか、しっかりしたものが建てられていました。
そして両開きの格子戸にはガラスが張られており、中央の部分には大きめの真新しい真鍮の南京錠が掛けられていました。
「もしかして!」
南京錠が掛けられているということは、なにか大切なものが安置されているのではと思った私。
ケータイのライトを点けて本殿の中を見てみようとしましたが、明かりがガラスに反射して何も見えませんw
次にケータイを写真モードにしてガラスに接近させてみると、そこにはたしかに肥前狛犬ちゃんの姿が確認できました。
アングルが変えられないので同じようなカットになってしまいましたが、けっこう自分では満足に撮れたと思います。
どうでしょう。綺麗ですよね?可愛いですよね?
やっぱり建屋内で管理されている肥前狛犬は、長い年月を重ねていてもまったく風化しておりませんよね。

末社。「大神宮」と「天満宮」。
今日は、参拝者の目に触れることもなく静かにご神体を守護する肥前狛犬をご紹介しました。
できたら明るい太陽の日差しの下でゆっくりとしてもらいたいものですが、なかなかそれは難しそうですね。
これからも地域の皆さんに大事にしてもらいなさいね(^^♪
今日も最後までお読みいただきありがとうございました。
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