内砥川八幡神社(上宮) 肥前狛犬 佐賀県小城市牛津町上砥川

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小城市の神社

愛車のカーナビに「佐賀県小城市牛津町上砥川内砥川695-1」と入力すると、該当する地点がないというので「内砥川」で入力して出発する。

「目的地付近です」という場所は、なんと車一台分が通るのがやっとこさの集落の中。

正面からやって来た地元の方の軽トラックが道を譲ってくださるが、この先はどんどん登っていくだけでとても神社がありそうな雰囲気ではない。

スマホのナビに入力してみると、どうやら目的地の神社からは右側にそれていたみたいでキッチリ案内してくれました。あのまんま進んでいるととんでもないことになっていたかもしれませんw

参道入口。

すぐ左側にある「源五郎溜池」。私たちが近づくと、たくさんの鴨たちがガーガーと泣きながら移動していました。

特筆すべきは、この内砥川八幡神社の一の鳥居から二の鳥居、そして三の鳥居まですべてが肥前鳥居であることです。

そして、内砥川八幡神社に建立されている3基の肥前鳥居は、すべて地元の石工集団の砥川石工によって造られたものです。

寛文2年(1662年)建立の一の肥前鳥居。神額はありません。

一の鳥居横にある石祠。

社務所と参道の様子。

二の肥前鳥居。こちらは正保4年(1647)に建立されたもので、小城市歴史資料館の資料によると「當代官 福地勘兵衛尉藤原重之」「石匠 關屋孫右衛門尉」「同石工 平河甚左衛門尉」「同施巧 武富源右衛門尉」の刻銘があるとされてます。

神橋と「八幡宮」の神額。

二の鳥居をくぐり、参道の階段を上がった先には何とも言えない雰囲気を醸し出している三の肥前鳥居が立っていました。

足元に近づくにつれて太くなっている柱に、初期の肥前鳥居の特徴をよく現れています。

これを見ると言い方は悪いのかもしれませんが、まだ幼かったころに中高生のお兄さんたちが履いていた「ラッパズボン」のように見えますw

こちらの三の肥前鳥居は銘文が剥落していて、製作された時期などについては不明ということでした。

私は初めて見ます。丸い神額に「八幡宮」とあります。

拝殿。

拝殿前の狛犬さんたちをご覧ください!

私は大感動しましたw

安政2年生まれの岩狛さんですが、この躍動感たるやこれまっで私が見てきた狛犬さんの中では最高に興奮させてくれた狛犬です。

阿形は岩の上から見下ろしながら威嚇しており、吽形の方は今にも飛び掛からんばかりの形相をしています。

こうしたところが、砥川石工さんの腕前の良さなのかもしれませんね。

拝殿の様子。

本殿。

手水舎。

御堂。

境内の様子。

石祠群。

と、思っていたら、なんとそこにはたくさんの肥前狛犬さんたちが鎮座していらっしゃるではないですか!!

左側からと右側からと撮影しました。

ただ、果たして阿吽が揃っているのかどうかも定かではありません。神社合祀の結果ここに集められた狛犬さんたちなのかもしれませんね。

しかし、いつ見ても肥前狛犬さんはユーモラスですw

神額たち。

御神木。

稲荷社。

石祠と石碑群。

神馬。

今回は砥川型の狛犬といい、肥前狛犬といい、本当に大満足な参拝ができました。

これからもこうした出会いを期待しながら神社巡りを続けていきたいと思います。

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