若宮神社 佐賀県小城市牛津町乙柳

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小城市の神社

こちらの若宮神社はJR唐津線小城駅の南東およそ2.8kmの距離、佐賀県小城市牛津町乙柳地区に鎮座されます。

国道203号線「大寺橋」交差点を西へ800mほど、JRの踏切を渡って進んだ道路右側の田圃に囲まれた集落の中ほどに位置しており、住宅に挟まれた開放的な境内に三基の鳥居と新築された社殿が建立されています。

拝殿と本殿共に新築されていて狛犬も居ませんが、年季の入った三基の鳥居が神社合祀の名残を留めており、注連縄やそこに付けられた紙垂などを見ているとこの社がこの地の氏神様として崇められてきたことがうかがえます。

社頭。

一の鳥居には「天満神社」の神額が掛かります。

一の鳥居から間髪をおかずに建立されている二の鳥居。

二の鳥居には「若宮宮 八幡宮」の神額が掛かります。

右の柱に「文政元戊寅年十月吉日」の刻銘が入ります。

新築された社殿。

主祭神は菅原道真公だと思われますが、案内板がないので由緒沿革等も不明です。

社殿横に建立された三の鳥居。

三の鳥居に掛かるのは「八龍神社」の神額です。

境内奥に祭祀された石塔と石祠群。

神社という雰囲気は感じさせず、ややもすると通り過ぎてしまいそうな殺風景な境内でした。趣が感じられるのは文政元年の刻銘が入る鳥居ほか境内奥の石祠群のみで、時の流れには逆らうことはできないとはいえ日本の原風景が無くなるというのはじつに寂しいものですね。


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