突然ですが、皆さんは全国にどのくらい神社があるのかご存知でしょうか。じつは全国にある神社の数はコンビニの数よりも多いと言われています。
ですが、ここ10年で300社の神社が消滅したといい、識者の話では2050年までには約3万社あまりの神社仏閣が消滅するであろうと言われています。
神社の収益源は主に賽銭と祈願やお祈りの3つで成り立っています。といってもこれは佐賀県では祐徳稲荷、福岡県の太宰府天満宮などの有名どころの大きな神社の場合であり、神職のいない地方の神社や過疎地域の神社の収入源は氏子さんの氏子費に頼ることになります。
でも、全国的に人口が減少傾向にあるなか氏子の数も減少していくわけで、資金難が大きくのしかかっていて氏子費だけで老朽化した社殿の維持ができないのが現実です。
実際にこれまで神社巡りをしていてその現状を目の当たりにしたことも多く、これからこの神社はどうなっていくのだろうと寂しさを感じることが多かったのは事実です。
さて、こちらの三吉神社は佐賀県多久市多久町石州分地区に鎮座されますが、ご覧の通り参道入口は雑木や雑草で覆われており、とても参拝できるような状況ではありませんでした。
多久市の資料によると祭神は伏見稲荷大明神で、明治時代に病弱な子供のために京都伏見の稲荷大明神を勧請して祭祀したそうです。
生い茂る雑草の奥に鳥居が見えますが、さすがの私もこの雑草をかき分けて中に入ろうとは思いませんでしたw
おそらくこちらの三吉神社さんは、それまで管理していた氏子さんがいらっしゃらなくなったのではないかと思われます。
氏子さんの高齢化だけではなく、最近では東京品川の小山八幡のマンション問題のように、境内の土地を売却しなければ老朽化した社殿の建て替えができないというのも現実です。
氏子さんや地元の住民の方が見直しを求めて署名運動を始めたそうですが、京都の下賀茂神社のマンション建築差し止めの訴訟では原告が敗訴した判例もあり見直しは難しそうですね。
おそらく神社の消滅問題はこれからどんどん加速していくのではないかと思いますが、先人たちの築いてきたものを少しでも残せたらいいかなという思いが強くなってきました。
多久市の資料によると、多久市内には42の神社があるとされていましたが、それらはすでにすべて参拝し終えていますので徐々にアップしていきたいと思います♪
それでは今日も最後までご覧いただきありがとうございました。
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