こちらの天満宮はJR長崎本線佐賀駅の南南東およそ7kmの距離、佐賀県佐賀市川副町大字鹿江南に鎮座されます。
国道444号線に県道30号佐賀川副線と県道18号大牟田川副線が交差する「小々森入口」交差点を東へ、800mほど先のクリークの手前の田圃道を左折して北に700mほど行ったクリーク沿いの道路の西側に位置します。
クリークに架かる神橋を渡ると境内入口に一の鳥居が建立されており、参道に倒れ掛かるように生えている御神木の松の木を過ぎるとやがて二の鳥居、さらにその奥には昭和生まれの狛犬が守護する千鳥破風唐破風付きの入母屋造りの拝殿と流造の本殿が建立されております。
クリークに架かるのは大正13年架設された桁7列の石造り神橋。
社頭。そして一の鳥居。
自身の力では支えられなくなったのか、御神木の松が支えながらもしっかりと耐えています。
ただ、上半身に比べると幹回りがあまりにも小さすぎるのではないでしょうか?これではやはり支えがないともたないでしょうねw
どうやら威徳寺のご住職が宮司もなさっておられるようです。
二の台輪鳥居。
明治15年の建立です。
千鳥破風と唐破風が付いた入母屋造りの社殿です。右の方には二宮金次郎さんの像も立っております。
そして昭和3年生まれの狛犬さんです。
面白いのは、吽形の狛犬が右の前足をまるでお手でもするかのように上げていることです。
私ははじめてお目にかかったのですが、こういうのも制作された石工さんの作風なんでしょうか。カールがかかったような鬣もとってもオシャレです♪
石工さんの銘は3人の連名で入っていました。佐賀市紺屋町の「小柳綱次郎」「矢ヶ部文八」「徳永次吉」と読めるようですが、特徴が塩田型の狛犬さんのようにも思えます。
拝殿の唐破風下には本当に見事な細工が施されています。
木鼻には獅子と象が彫られています。
流造の本殿。
鎮座地 佐賀県佐賀市川副町大字鹿江303
御祭神 菅原道真 応神天皇 天御中主尊
創設年代 享禄元年(1528年)
御由緒 江遠江守兼明が本村に築城したとき、その菩提寺として円照寺を開いた。そして、円照寺の末寺として12ヵ寺を建て、また今古賀神社を同寺の鎮守として勧請した。さらに、北小路の天神社を居城鬼門除けの神社とし、南小路に天満宮を創建したという。
佐賀市地域文化財データベースサイト「さがの歴史・文化お宝帳」より
末社群。
大乗妙典の石塔。
佐賀平野を車で走るのはホントに爽快です♪
遠くまで景色が見渡せるのが気持ちいいのかもしれませんが、なんだか車を運転していてもとてもゆっくりとした気持ちになれるんですよね。
神社付近の道路は狭いことが多いので、あんまりのんびりしすぎて脱輪しないようにしないとねw
今日も最後までお読みいただきありがとうございました。
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