こちらの沖神社はJR長崎本線牛津駅の南方およそ2.5kmほどの距離、佐賀県小城市芦刈町三王崎三条地区の集落の北の外れに鎮座されます。
四方を広大な田圃で囲まれた三条地区は、国道207号線から入る県道43号牛津芦刈線を南下し、道なりに2kmほどのところから西へ向かい、田圃の中を1kmほど行ったところの南側にある集落です。
こちらの沖神社さんには、よくある御神木が立ち並んで境内を囲ういわゆる鎮守の森はなく、明るく開放的な境内のほぼ中央に台輪鳥居が立ち、その奥には入母屋造りの拝殿とそれを守護する岩乗りと岩降りの対の狛犬がいます。
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社頭。
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拝殿前に立つ台輪鳥居。
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「沖神社」の神額。
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瓦葺き入母屋造りの拝殿。
そして砥川型の岩狛さん。阿形は前の立岩に前脚を掛けるオーソドックスな岩乗りですが、吽形の方は逆に前立岩に後脚を掛ける岩降り姿勢の狛犬さんです。
筋肉質で躍動感のある狛犬さんの、顎の部分にあしらわれた髭のような鬣が非常に印象的で、私の好きな狛犬さんのリストに入りましたw
明治21年2月生まれの狛犬さんは、武富多三さん製作の岩狛さんでした。
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拝殿の中の様子。
本殿鞘堂。
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社殿の横にある石祠と石仏。
沖神社というのは国内を見ても少なく、佐賀県でもこちらの芦刈町に集中して鎮座されております。
祭神は大綿津見神ということですが、有明海から吹き込む潮風による塩害から穀物を守り、五穀豊穣を願うためにお祀りされたみたいですね。
参拝させていただいたときには創建の沿革や由来を調べているのですが、小さな神社には由来書きがないことが多いのでちょっとだけ残念な気持ちになります。
それでは今日も最後までご覧いただきありがとうございました。
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