こちらの沖神社は、JR長崎本線牛津駅の南南西およそ1kmほど、佐賀県小城市芦刈町浜枝川虎坊地区の集落の中ほどに鎮座されます。
国道207号線から県道43号牛津芦刈線に入り、天満頂交差点から南へ約1.2kmほどのところから西に進み肥前徳島城の城址を右に見ておよそ300m、八枝地区の南端に建つ観音寺の西に200mほどの民家に挟まれたような場所に位置します。
民家に挟まれた参道は路地のように見えるので分かりづらく、奥に立つ鳥居を見つけてやっと見つけることができました。
鳥居を頂点にした逆二等辺三角形の境内の奥に社殿が建ち、民家とはブロックや垣根で境界が造られており、拝殿の前には砥川型の岩狛が睨みを利かせております。
境内入口に立つ台輪鳥居。
鳥居には「沖神社」の神額が掛かります。
鳥居の柱には文化2年12月建立の刻銘が入ります。
阿修羅像でしょうか…
瓦葺き入母屋造りの拝殿と狛犬さん。
明治30年(1897年)8月生まれの岩狛さんで「西川 石工 江頭友吉」の刻銘が入ります。
西川とありますので、小城市小城町池上の西川地区にお住いの石工さんだと思われますが、小城市三日月町長神田の「日吉神社」に奉納されている狛犬は西川の江頭徳右エ門の刻銘が入っておりました。
拝殿の中の様子と石造本殿。
幣殿と本殿鞘堂。
石祠と石仏群。
こちらの沖神社さんも明るい境内で、拝殿や本殿鞘堂も綺麗にリフォームされていました。
拝殿は畳が敷かれ、いくつかの布団が布団袋に入れられた状態で置かれており、やかんやポットなどの湯茶接待道具があったので、拝殿の中で地域の方の会合などが度々開かれているように思われます。
こちらもとても綺麗に手入れが行き届いた神社でした。それでは今日も最後までご覧いただきありがとうございました。
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