こちらの天満宮は、JR唐津線小城駅の南東およそ300mの距離、佐賀県小城市三日月町久米甘木地区の街なかに鎮座されます。
国道203号線「下町」交差点を南、突き当りにある小城駅を東へ、県道42号小城牛津線に架かる踏切を越えると間もなく道路右側の家並みが続く道路際に位置しています。
明るく開放的な境内に、一対の石灯篭と台輪鳥居が建立され、その奥に建つ入母屋造りの拝殿と流造の本殿覆屋を明治生まれの砥川型岩乗り狛犬が守護しています。
社殿右側に並ぶように公民館が建ち、境内の左側には滑り台やジャングルジムなどの遊具、右側には神仏習合の名残が残る御仏堂や石祠が祭祀されています。拝殿の正面奥に菅原道真公の座像が祀られているのが見えます。
御祭神は菅原道真公と思われますが、案内がなく由緒沿革等については不明です。街並みに溶け込んだような素朴な感じが嬉しく、なんだかホッコリさせてくれる古社でした。
この日、牛津町から多久市へ帰る途中にどこかで昼食にしようということになったのですが、結局はよくお世話になる「joyfull(ジョイフル)」に立ち寄ることにしました。
県道42号線を小城町に向かっていたので、三日月町のジョイフルに行くにはどこかでUターンしなければならず、どこかで方向転換したいと探していたところ、バス停手前に駐車場らしきものが見えたのでそこに車を入れました。
方向転換し、ジョイフルに向け出発しようとしたところ、「あ、ここにも鳥居があるよ」というマーちゃんの声!
え?と思って振り向くと、なんとすぐ隣に神社があるではありませんか!
まさに導かれたように、意図せずにこちらの「甘木天満宮」へと誘われたみたいです。これはもう何か見えないものに引っ張られ始めたのかもw
境内入口で出迎えてくれたのは台輪鳥居。
「天満宮」の神額が掛かります。
向拝付き入母屋造りの拝殿。
明治7年生まれの砥川型岩乗り狛犬。キリッとした顔立ちと尻尾が背中にピタッとついた姿勢が非常に印象的です。
「明治七年九月吉日」の刻銘が入ります。
拝殿の中の様子。正面奥には木造の菅原道真公の座像が祀られています。
境内の右側に祀られている十一面観世音と弁財天。
左から「英彦山神社」「?」「天満宮」「大日如来」「千手観世音」。
社殿の右側にある「甘木公民館」。
さて、思わぬところで巡り合うことになった古社と岩狛さんですが、なんだか得したような気分になりました。ひょっとしたら今年はいい年になるのかも?
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