こちらの天徳天神はJR唐津線多久駅の南方およそ4kmの距離、国道203号線「北多久町荕原」の交差点を南へ道なりに4kmほどのところにある西渓公園の近く、佐賀県多久市多久町西ノ原地区の街なかに鎮座されます。
地域の人からは天徳天神として親しまれている小さな神社は、境内入口に間隔を開けずに二基の鳥居が建立され、丈の長い芝が広がる境内には開放的な切妻造りの拝殿と、木造本殿が納められた流造の本殿鞘堂が建立されています。
創建は不明ですが、多久市の資料によると初めに多久安順が小祠を建立したのち、1814年に多久茂鄰が宮殿造に再建したとあります。御祭神は菅原道真、世子、吉祥女。境内は近所の方たちの駐車スペースとしても利用されているようです。
社頭。
参道入口に立つ一の鳥居。
一の鳥居に掛かる「天満宮」の神額。
境内入口に立つ二の台輪鳥居。
二の鳥居にも「天満宮」の神額が掛かります。
拝殿。
拝殿の前には自動車が2台駐車してあり、残念ながら正面からは撮影することができませんでした。
銅板葺き流造の本殿。
本殿。
多久市の資料によると社号は天徳天神とされ、祭神は菅原道真・世子(道真公の子)・吉祥女(道真公夫人)と記されております。
境内西側の石祠群。
境内の裏にある稲荷社。
境内の周囲にはいくつものイチョウの木があり、風雨から社殿を護っているようでした。
参拝を終えて帰ろうとしたときに、「ありがとうございます」と声を掛けられました。
これはこちらの天満宮さんに限ったことではなくこれまでにも数度ありました。小さな神社ほど地域の氏子さんたちとの関りが強いんだなと感じます。
立派な拝殿があるわけでもなく狛犬さんもいないのですが、こういった小さな神社を巡るのも最近はなんだか楽しくなってきましたw
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