こちらの松瀬天満宮は、JR唐津線東多久駅南東およそ3.5kmの距離、佐賀県多久市東多久町大字納所松瀬地区の北の外れに鎮座されます。
多久市の資料に所在地は記載されてはいるものの”Google マップ”には存在しておらず、住民の方に訪ね回ってやっとたどり着いたお社は、旧国道203号線「東多久町古賀山」交差点から、牛津川に沿って走る県道284号別府牛津停車場線を牛津町方面に3kmほどの雑木林に囲まれた竹林の中に位置していました。
民家の前の路地から山へ向かうと、やがて畑が途絶えたあたりの雑木林の前に鳥居が奉納され、建立された石段参道を上がると竹林を切り拓いた場所に切妻造妻入りの簡素な社殿が建立されています。
境内に奉納された一基の石灯籠の刻まれた沿革によると、以前は畑の中の古墳の上に鎮座されていたものを明治10年にこの地に遷座したとありました。神仏習合の名残の残るお社で、今でも地域の方から大切にお祀りされているようです。
神社への入り口。猿田彦大神の石碑が目印。
民家の路地を縫うように進むとやがて畑に出ます。そこから山の方を見ると鳥居が立っているのが見えます。
石段参道の前に立つ台輪鳥居。
鳥居に掛かる「天満宮」の神額。
社殿。
木彫りの仏像などが祭祀されています。
境内に奉納されている石灯篭。
『沿革 大字納所2000番地の畑の古墳の上にあった天満宮を明治十年に現在地に移したものです。』との刻銘が入っています。
どうやら以前は畑の中の古墳の上に鎮座されていたのですが、明治10年にこの地に遷座されたようですね。
石仏と石祠。
石祠。
こちらの松瀬天満宮さんは、多久市の資料で松瀬地区にも神社があるということを知り、地区の方に尋ねまわってようやく探し当てましたw
簡素な造りの社殿でしたが、地域の皆さんが大切にお祀りされているのがよくわかる神社でした。それでは今日も最後までご覧いただきありがとうございました。
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