こちらの厳島社はJR唐津線中多久駅の北方およそ3kmほどの距離、佐賀県多久市北多久町大字多久原松ヶ浦地区の集落の東の外れに鎮座されます。
国道203号線の多久原北交差点から203号バイパスへと進み、約170mほどのところにある県道338号岸川荕原線に繋がる道路を左折、今出川支流沿いに道なりに2kmほど行った里山の裾野に位置します。
里山を背にして建つ社殿は周囲よりも高い立地にあり、幟立ての石柱が立つ参道入口の二層に分かれた石段を登ると小さな境内があります。
社殿何には松ヶ浦の弁財天が祭祀されており、古くから水の神様として地域の皆さんの氏神様として崇められてきたものだと推測されます。
社頭。
社殿。
社殿の中の様子。
開放的な社殿の入り口には清掃用具やスリッパが置かれています。きっと集落の氏子さんたちは、ことあるごとに掃除をされているのでしょうね。
社殿の奥には永禄12年(1569年)の刻銘が入る弁財天石祠があり、多久市の資料によると祭神は「市杵島姫命」とありますが、この石祠こそが厳島社創建の基本だと考えられているそうです。
右手に剣、左手に宝珠を持っているので、たぶん初期のころの弁財天だと考えられます。
松ヶ浦の弁財天の案内板。
境内の様子。
多久市内び鎮座される神社は、多久市の資料によると42社が記されています。
私が参拝させていただいたのは今回の厳島社で47社になり、おそらく多久市の神社はこれでほぼ全社を網羅したのではないかと思っております。
なかにはまだ忘れ去られた神社が残っているかもしれませんが、もし見つけたときには追加でアップしたいと考えています。
それでは今日も最後までご覧いただきありがとうございました。
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