こちらの大日宮はJR唐津線小城駅の北方3.8kmほどの距離、佐賀県小城市小城町岩蔵大日地区の集落の北の外れに鎮座されます。
国道203号線下町交差点を北へ、県道44号小城富士線から県道290号杉山小城線と祇園川に沿って北上し、小城市立岩松小学校前を通り過ぎ長崎自動車道の高架下を通って100mほどのところを右、祇園川に架かる橋を渡り500mほどの場所にある「大日集落センター」の北側に位置します。
道路より一段高く盛られた境内に鳥居はなく、小ぢんまりとした境内の奥に建て替えられたと思われる拝殿とその裏にコンクリート製の本殿鞘堂が建っています。
御本尊の大日如来が安置されているであろう本殿の観音開きの扉の前には、その背に花瓶を載せる一対の肥前狛犬が居ます。
社頭。
拝殿。
拝殿越しに見る本殿鞘堂。
本殿の格子戸にはしっかりと南京錠が掛かっていたので、その格子戸の隙間から撮影させていただきました。
よく見ると、肥前狛犬の背中に花を生けるための花瓶が載せられており、これまで見て来た肥前狛犬とは明らかに違い花瓶を載せるために造られた狛犬ではないかと思われます。
どちらも背中の部分が平らに、そして円形に造られているのが分かります。
やや上の方から撮影しました。こちらの方が分かりやすいですね。
作成された年など詳しいことは分かりませんが、肥前狛犬であることは間違いなさそうです。
境内西側。勢至大菩薩の石塔や石仏など。
境内東側。天満宮、疫神社、猿田彦大神など。
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