県道212号川上牛津線の田畑の中を大和町に向けて走っていると、西平川に架かる橋を渡ったところから北へ200メートルほどのところに鎮守の森らしきものが見えます。
こういうことがこれまでにも多くあったし、思わぬ出会いになることを知っているので私は迷わず橋を渡ったたところでハンドルを左へと切ります。
鎮守の森を目指すと鳥居を発見。やっぱり神社がありました。
すぐ近くに久留間の公民館があるので、すっかりここは大和町だと思っていたのですが、調べてみるとまだ小城市三日月町道辺でした。三日月町も結構広いんですねw
さて、ちょっくら参拝させていただくことにします!

鳥居と社頭。
結構年季の入った鳥居のようだったので、柱の刻銘を探しましたが残念ながら読めそうなものがありませんでした。

台輪鳥居には「天満宮」の神額が掛かっています。
さて、いつものように鳥居の前で一礼していざ境内へ。

社殿。
きれいに立砂が盛られています。
そして拝殿前にはこちらを守護する岩狛さんです。
風でなびくような鬣とシャープな躰は、まるでスプリンターのような感じを醸し出していますが、そんな躰に反して顔が大きいのでまるで獅子舞の面のように見えてしまいますw

昭和9年(1934年)4月生まれの狛犬さん。石工名の刻銘は「坂井堤卯一」とあります。
「さかいつつみ ういち」なのか「さかいてい ういち」なのでしょうか?
落語家さんのような名前ですねw
【追記】
神社巡りを重ね、たくさんの狛犬さんを見ていくうちに少しずつ分かってきたことがあります。
この時は「坂井堤卯一」と呼んでしまったのですが、じつは「坂井」地区の「堤卯一」さんだったのですw
「坂井」というのは小城市小城町栗原坂井で、栗原の刻銘が入った狛犬さんは多くおそらくこの栗原地区には多くの石工さんがいらっしゃったのでしょうね♪

入母屋造りの拝殿。向拝下には見事な龍と、天満宮ならではの梅の花の細工が施されています。
木鼻には狛犬と獏が睨みを利かせていました。

拝殿の天井絵と中の様子。

流造の本殿。

石仏?

末社。
この日はなかなか素敵な岩狛さんと巡り合いましたが、佐賀県は平野が多いせいか鎮守の森がやけに目立ちます。
寄り道が多すぎて、なかなか目的地に着かないと私の愛妻マーちゃんがボヤくのですが、これだけは譲れませんw
さて、次はどんな出会いがあるのでしょうか。楽しみです!
今日も最後までお読みいただきありがとうございました。
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