こちらの高松社はJR唐津線多久駅の南方およそ3.5kmの距離、県道24号武雄多久線と県道25号多久若木線が交わる「市立病院前」交差点の西側、佐賀県多久市多久町東町の中ほどに鎮座されます。
牛津川の南岸の東町公民館の西に位置し、白砂が敷かれた明るく開放的な境内には入母屋造りの拝殿と、朱色の透かし塀に囲まれた流造の本殿が建立されています。
拝殿の真ん前に宝暦十年造立の台輪鳥居が奉納されており、そこから拝殿前までに三尺巾の石畳が敷かれ、境内の北側には八天宮や稲荷社などの境内社や石祠群が祭祀されています。御祭神は熊野権現、由緒沿革等については不明です。
社頭。
拝殿。
拝殿前の宝暦10年(1759年)建立されたとの記録がある台輪鳥居。
鳥居に掛かるのは「高松社」の神額。
拝殿の中の様子。多久市の資料によると祭神は熊野権現とあります。
透かし塀に囲われた本殿。
石碑群。
不動明王などの石仏舎と稲荷社、八天宮の境内社。
「水天宮」「金毘羅社」。
東町公民館。
北を流れる牛津川の土手からの遠景。
神仏習合の名残が残る神社の宝暦10年建立の鳥居は、当時の村中の人に寄付を募って建てられたものだそうです。
その氏子さんたちが代々守ってこられた高松社さんですが、これから先も守られていくことを願うばかりですね。
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