こちらの淀姫神社はJR佐世保線武雄温泉駅の西方およそ1kmの距離、佐賀県武雄市武雄町大字武雄本町の町外れに鎮座されます。
武雄温泉駅北口の県道24号武雄多久線を西に700mの武雄温泉入口から北へ、突き当りにある武雄温泉楼門の左手にそびえる蓬莱山の山裾に位置しています。
崖に沿うように造られた石段を登ると、薬師如来とそれを守護する狛犬が奉納されており、風化が進む鳥居の先の切り立った崖の方に目をやると、崖のいちばん上の方に石造りの本殿が建立されています。
さて、佐賀県の武雄市といえば言わずと知れた温泉の街です。
昨年は西九州新幹線も開通し、それに合わせてリニューアルされた武雄駅周辺はどんどん魅力が増していってるように思えます。
その武雄温泉駅は武雄温泉の楼門がモデルだってことをご存じでしょうか?じつは私は最近になってから知りましたので、前回武雄温泉駅に行った時もそのことにはまったく触れてませんw
さて、先日はその武雄温泉楼門へとやって来ました。
と言っても、もちろん温泉が目的ではなくお目当てはこの楼門近く、武雄市武雄町大字武雄本町に鎮座される淀姫神社の参拝です♪
こちらが「武雄温泉 元湯」の「武雄温泉 楼門」です。
淀姫神社へはこの楼門から左の坂道を上るとすぐのところにあります。
20段ほどの階段を上るとすぐに迎えてくれるのが薬師如来と狛犬さんたちです。
どうやら、こちらの境内には薬師如来と淀姫神社があるようです。
鎮座地 佐賀県武雄市武雄町大字武雄7152番
御祭神 淀姫命
八百万の神HPより
“かまえ”と蹲踞の組み合わせの狛犬は2体とも風化が激しく、なかなかその表情さえも読み取ることができませんでした。
鳥居も、右側の笠木と島木がともに欠損しており、痛々しい姿に思わず絶句してしまいました。
「淀姫社」の神額。
境内左手の山の崖にある石祠。
こちらが、鳥居の先に続く数段の石段から山肌を削って造られた足場を上った先にある石造りの本殿です。
淀姫命(よどひめのみこと)という方は謎の多い姫神だと言われています。神功皇后の妹だということですが、正統的な歴史書と言われる古事記や日本書紀にもこの姫様の名前は一切出てこないようです。
ただ、たいそう美しいお姫様だったという伝説がこの北部九州にはたくさん残っているようで、そのせいなのかはわかりませんが「淀姫神社」はとても多いみたいですね。
謎の多い女性って、なんだか魅力的に感じるのは私だけでしょうかw
今日も最後までお読みいただきありがとうございました。
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