こちらの天満宮はJR佐世保線北方駅の南南東に1.2kmほど、杵島郡との市境にあたる佐賀県武雄市北方町大字大渡、六角川の堤防の南に広がる田圃の中に鎮座されます。
360度を田圃に囲まれた開放的な境内には1基の鳥居と一対の石灯籠に手水舎、さらに幟竿が立てられた幟杭があり、その奥に瓦葺入母屋造の小ぶりな拝殿と銅板葺入母屋造の本殿が建立されております。
いずれは鎮守の森へと願い植樹されたと思われる境内周りの幼木、奉納されて間もないであろうピカピカに輝く手水鉢、黒光りするほどに磨かれた本殿前の階段などに氏子の皆さんの変わらぬ崇敬の厚さがうかがえます。
拝殿の中には畳が敷かれ、天井からぶら下がる裸電球が昭和を感じさせます。本殿前には加賀梅鉢紋の紋幕が掲げられております。

社頭。

鳥居に掛かる神額には「天満宮」とあります。
鳥居に比べて神額の方がかなり風化が進んでいるように思えます。石材の材質がもろかったのかもしれませんね。

瓦葺き入母屋造りの拝殿。

拝殿の中の様子。
拝殿幕には加賀梅鉢紋が入ります。
本殿鞘堂。

手水舎。奉納されて間もないと思われるピカピカの手水鉢が印象的です。

御堂。かつては地域の皆さんが集まって賑わっていたことでしょう。
境内裏の石祠群。
神社の南方に300mほどのところには、滑り台などの子どもたちの遊具を備えた大渡農村公園や大渡公民館などもあり、今でもこのあたりがこの地区の文化やふれあいの中心の場所なのでしょうね。
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