こちらの富吉神社はJR佐世保線大町駅の南西およそ2kmの距離、佐賀県武雄市大字大渡字蔵堂地区の東端に鎮座されます。
佐賀県武雄市から杵島郡白石町に至る県道36号武雄福富線沿いの、武雄市と杵島郡白石町との市境の場所に位置し、車で走行していると田圃の中にポッカリと鎮守の森が顔を出します。
境内入口にはまだ新しい明神鳥居が建立されており、鳥居に掛かる「富吉大明神」の神額に神仏習合の名残を感じさせます。
鳥居をくぐった先には屋根の瓦の重さに必死で堪えているかのような神門が建立されており、境内奥に入母屋造りの拝殿と流造の本殿が建立されています。祭神は宇賀魂神と、無格社合祀に依って追加された菅原道真外五柱です。
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社頭。
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鳥居には神仏習合の名残を感じさせる「富吉大明神」の神額が掛かります。
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境内の入り口にある神門。老朽化が進んでいるのか棟の部分が波立っており、昔の瓦の重さが伝わってきます。
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手水舎。
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入母屋造りの拝殿。拝殿前には狛犬さんはおりませんが、米俵の石造物が奉納されています。
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拝殿入口に掲げられている案内板。
村社 富吉神社 杵島郡橋下村大字大渡
“佐賀県神社誌要”より引用
祭神 宇賀魂神 菅原道真 大山咋神 猿田彦大神 水波能売神 素盞嗚尊 市杵島姫命
創建年月を詳かにせさるも、近郷に於ける著名の神社なりしことは、天保七年九月九日佐賀藩崇敬社廿四社の内に加へられ、毎歳御供米の献納あり、領内内全の祈願所と定められしによりても明らかなり、明治八年村社に列せらる。無格社合祀に依り祭神菅原道真外五柱を追加す。
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拝殿の中の様子。幣殿入口には「富吉宮」の社号額が掛かっております。
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流造の本殿。
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境内西側に祭祀された石祠と庚申塔。
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境内遠景。
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