こちらの川良天満宮はJR佐世保線武雄駅の北方およそ800mほどの距離、佐賀県武雄市武雄町大字富岡川良地区の街なかに鎮座されます。
国道34号線白岩球場入口交差点を北へ、県道53号武雄伊万里線を道なりに進んでJRの高架下を抜け、その先の小楠の交差点をさらに直進した約800mほどの道路右側に位置します。
地区を横断するように流れる甘久川のすぐ南にある社は、川の氾濫から社殿を守るためなのか境内は一段高くなっており、五段ほどの石段を上がり入口の鳥居をくぐれば、開放的な中にも重厚さを感じさせる入母屋造りの拝殿と流造の本殿が建立され、それを大正2年生まれの塩田型狛犬が守護しています。
社頭。周囲よりも一段高くなった境内入口に台輪鳥居が立っております。
鳥居には「天満宮」の神額が掛かります。
瓦葺き入母屋造りの拝殿。風通しの良い開放的な拝殿ではありますが、なかなか重厚さを感じさせてくれます。
大正2年1月1日生まれの塩田型狛犬の台座には「武雄櫻町 石工 池田勘作」の刻銘が入ります。
拝殿の中の様子。拝殿の天井周りには36歌仙が読んだと思われる綺麗な歌が掛けられていましたが、とても綺麗で圧倒されます。
こうした造りの拝殿にしては美しさが保たれていて、驚いたのはもちろんですがかなり感動的でした。
川良天満宮の額。鹿と紅葉が描かれています。
本殿。
銅板葺き流造の本殿です。
拝殿東側の土俵。土俵の砂が流れ出さないように土嚢が積まれていました。
仏堂。
御神木と石祠。
境内の様子。
御祭神は菅原道真公と思われますが、境内に案内等がなく由緒沿革などは分かりませんでした。
街中に佇む古社。周囲の喧騒をよそに、なぜかこの場所だけはホッとさせてくれました。それでは今日も最後までご覧いただきありがとうございました。
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