八幡神社 佐賀県佐賀市蓮池町大字見島

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佐賀市の神社

こちらの八幡神社は、JR長崎本線伊賀屋駅の南南東およそ5kmの距離、佐賀県佐賀市蓮池町大字見島地区に鎮座されます。

国道264号線「西原の町」交差点から南に1.5kmほど、広大な佐賀平野の田圃の中に農道に沿うように境内があり、農地整理のために参道が無くなってしまったためなのか鳥居は田圃に向かって立っていて、境内には横から入るかたちになります。

鳥居をくぐると、そこには背丈の低い植え込みしかない開放的で明るい境内が広がっており、三尺幅の白砂が敷かれた参道の先には向拝付きの入母屋造りの拝殿と流造の本殿が建立され、拝殿前には“はじめ”と呼ばれる後期造立の肥前狛犬が守護しています。

元禄5年(1692)の創建、御祭神は應神天皇と合祀によって追加された菅原道真、伊弉冉尊の三柱です。

神社遠景。田圃を分けるように通る農道の左側に社殿が見えます。

境内入口に立つ鳥居は入口とは並行しておらず、おそらく昔は鳥居の向かう方向に参道が伸びていたものと思われます。

境内に立つ台輪鳥居。

鳥居には「八幡神社」の神額が掛かります。

境内の様子。

手水舎。

入母屋造りの拝殿。

そして拝殿前では肥前狛犬が守護しております。

一見して分かるのは、こちらの肥前狛犬は前肢の間が彫られています。そしてよく見ると、前肢と後肢の間もしっかりと彫り込まれています。

腹下が彫られているのは肥前狛犬としては大変珍しく、おそらく後期に作成された“はじめ”と呼ばれている狛犬と思われます。

杏仁形の眼の上が大きく盛り上がっており、まるで太い眉のように見えます。

拝殿の中の様子。

村社 八幡神社 神崎郡蓮池村大字見島
祭神 應神天皇
   菅原道真 伊弉冉尊
 蓮池藩主第二世鍋島甲斐守直之は、江都藩邸の出生なり、先考の封土を襲き蓮池藩主と為り、入城せらるゝや、城の乾位に當る現在の地を卜し、神殿を創建し、其生地の産土神西久保八幡宮の分霊を勧請し、蓮乗院なる雨部神道家に命して、其祭祀を司らしめ、封内の安泰繁栄を祈願せしめられたり、是實に元禄五年三月にして、爾来世々の藩主を始め、䦝藩の士庶人は翕然として、崇敬渇仰斜ならず、其春秋の例祭は固より式年祭放生會の如き最も盛大に奉仕せられたりと云ふ。明治五年十月村社に列せらる。合祀により菅原道真伊弉冉尊の二柱を追加す。

“佐賀県神社誌要”より引用

本殿。

末社群。

境内の様子。

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