こちらの若王子神社は佐賀県庁の東南東およそ4kmほどの距離、周囲を田圃に囲まれた佐賀県佐賀市諸富町大字大堂陣内地区の集落の東の端に鎮座されます。
県道48号佐賀外環状線の蓮池交差点を南下し、佐賀江川に架かる橋を渡って500mほどの所から右折して西へ、そこから200mほど進み右折して北に100mほどの民家に挟まれる形で位置します。
両脇に田圃が広がる舗装された参道の先を見ると、境内入口に比較的新しく見える明神鳥居が立ち、その奥には狛犬が守護する銅板葺きの入母屋造りの拝殿が建っています。
社頭。いつもながら真っ直ぐの参道というのは実に気持ちがいいものです!
境内入口に立つ明神鳥居。
鳥居に掛かるのは「若王子神社」の神額。
若王子(にゃくおうじ)とは、平安中期から中世を通して繁栄した紀伊国の熊野三山に祀られた熊野十二所権現の一つだということですが、こちらには案内がありませんので祭神や由緒については不明です。
手水舎。
銅板葺き入母屋造りの拝殿。
参道にはフラワーポットが配置され、境内も綺麗に整えられていてとても清々しい気持ちになります。お世話をされている氏子さんのお気持ちが伝わってくるようです。
そして拝殿前の狛犬さん。
吽は玉取りの昭和9年7月生まれの狛犬さんでした。
向拝下の木鼻部分には獏と思われる彫刻が施されています。
拝殿の中の様子。
天井画が書かれておりましたが、あまり状態は良くなくて部分的に剥がれ落ちてしまったものもあるようです。
銅板葺き流造の本殿。
境内横には陣内地区の公民館が建っております。
開放的で明るい境内は手入れが行き届いており、季節の花が植えられたフラワーポットも並んでいてとてもステキな産土神様で、気持ち良く参拝させていただきました。
それでは今日も最後までご覧いただきありがとうございました。
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