佐賀市大和町から、県道48号佐賀外環状線を神埼市方面に行く途中、巨勢川を渡って600~700メートルほど行った左手に鎮座されています。
鎮守の森に囲まれた境内に立つ鳥居は二の鳥居で、一の鳥居は車道を挟んで反対側(南側)に立っており、参道が県道で分断された格好になっています。
こういった神社はこれまでにも散見されましたが、現代人が求める暮らしの快適さとの狭間で選択されて無くなっていく歴史や文化財、そしてこうした風習なども消えていくのは悲しいことです。

一の明神鳥居。

二の肥前鳥居。
鎮座地 佐賀県佐賀市久保泉町上和泉2121
御祭神や由緒、沿革等については案内がなく不明

鳥居に掛かる「白鬚宮」の神額。
右の柱には「白鬚大明神 御廟前」の銘文が刻まれているのがわかります。

境内の案内板。

神橋。

随神門。

随神様。

入母屋造りの拝殿。
そして狛犬さんです。
阿形は口の中に玉を咥えており吽形は玉を踏みつけていますが、これまで見てきた狛犬さんと違いなんか独特の顔つきの狛犬さんですw
彼らは文化2年(1805年)9月生まれの狛犬さんなんですが、この狛犬さんをご覧になって気が付かれたことがありませんか?
じつはこちらの狛犬さんは、脚の間やお腹の部分が刳り抜かれていないのです。
肥前狛犬や、“はじめ”と呼ばれる狛犬さんはこういうタイプなのですが、普通の狛犬さんでこういうタイプは初めてです。
古いものは前足が折れたり欠けたりしているのが多いのですが、こちらは制作された年代からしても思ったより風化が少ないようです。ひょっとしたら刳り抜かなかったお陰なのかもしれませんね。

拝殿の中の様子。
流造の本殿はコンクリート造りに建て替えられています。

「五穀神」。

「境内社」。

「二十三夜尊」。

境内の様子。
御神木。
こちらの神社では初めてお目にかかる、脚の間や胴体の部分が刳り抜かれていない狛犬さんと出会うことができました。
数多くの神社を参拝させていただくうちに新しいことを知り、ブログに書くことでその新しいことを勉強していく。まさかこの齢になってこういう勉強をするなんて思いもしませんでした。
でも、楽しいと感じることは不思議に苦にならないもので、これからももっと新しい出会いを期待している自分に驚きますw
さて、次はどういう出会いがあるのか楽しみです!
それでは、今日も最後までお読みいただきありがとうございました。
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