こちらの熊野社は、JR長崎本線牛津駅の南方およそ1kmほど、佐賀県小城市芦刈町浜枝川八枝地区の集落の西のはずれに鎮座されます。
国道207号線から県道43号牛津芦刈線に入り、天満頂交差点から南へ約1.2kmほどのところから西に進み肥前徳島城の城址を右に見ておよそ300m、八枝地区の南端に建つ観音寺の北側に位置します。
民家の倉庫の横に沿うように参道が伸び、境内入口に立つ鳥居をくぐれば昭和9年生まれの狛犬が守護する社殿があり、その境内には子どもたちの遊ぶ遊具がところ狭しと設置されています。
社頭。綺麗に整備された参道が、拝殿まで一直線に伸びています。
境内入口に立つ台輪鳥居。
よく見ると鳥居の島木の部分が一部剥がれ落ちております。おそらく老朽化したため過去にモルタルで修復され、それが再び崩落し始めているのかと思われます。
鳥居に掛かるのは「熊野社」の神額。こちらも落下防止のために番線で留められています。
入母屋造りの拝殿と狛犬さんです。
尾立立ち耳の狛犬さんは昭和9年4月生まれ、砥川石工塚原嘉三さん作成の狛犬さんでした。
拝殿の中の様子。
格子戸は新しく建てつけられており、虫の侵入を阻むためなのかビニル張りとなっておりました。
幣殿や本殿覆殿も綺麗に修復されています。
稲荷社。
石碑と石祠群。
案内板などがなかったので創建の時期、祭神や由緒等は分かりませんでしたが、沖神社が多い地区に熊野社が鎮座されていました。
こちらの境内はもうほぼ遊園地です。
こうしたことでも、こちらの熊野社さんと地域の皆さんとの結びつきの強さがよく分かりますよね。
それでは今日も最後までご覧いただきありがとうございました。
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