佐賀県小城市三日月町堀江にも「淀姫神社」があると知り、居ても立ってもいられずに行くことにしました。
ところが、カーナビに入れてもヒットしません。通りがかりの人に聞けばわかるだろうと、安易な考えで取り敢えず行ってみることにしました。
しかしこれが大間違い。カーナビで三日月町堀江辺りに来たところで付近を散歩する人に尋ねると、間違いなく大和町の「與止日女神社」であろうところを案内してくれるのですw
しばらく右往左往しながらやっとのことでたどり着いたのがこちらです!

肥前一宮である、佐賀市大和町川上の「與止日女神社」からの勧請だと思われますが、由緒書き等の案内がないので沿革等がわかりませんでした。
しかしこの鳥居は小城町内では最も古いとされる肥前鳥居で、元禄13年(1700)の建立とのことから古くからあることは分かります。

鳥居の神額には「淀姫宮」と刻んでありますが、額の縁には誰かの落書きなのでしょうか赤い塗料で大雑把に縁取られていたのが残念です。

参道の様子です。
拝殿前の両脇に立っているのが、ご神木の大銀杏(左)と大楠(右)です。

ご神木の大楠は推定樹齢が約500年、樹高18m、幹回り5.5m、枝振り20mで、地元の人からは淀姫宮の楠として親しまれているそうです。

入母屋造りの拝殿。

流造の本殿。しっかり手入れがされているのが分かりますね♪




拝殿前の狛犬さんは文久2年(1862年)生まれの岩乗りの岩狛で、大きな顔と険しい表情が幼児体型の身体には何となく似つかわしくない感じがします。
そして吽形の狛犬さんの方ですが、地盤が緩くなっているのか右に傾いてきているようです。

境内の右手には八幡大明神、天照皇太神宮などが祀られています。

そのさらに奥には稲荷大明神が祀ってありました。
淀姫神社の祭神は神功皇后の妹の淀姫命(よどひめのみこと)、またの名を豊姫という姫神さまで、とても美しい姫様だったと言う伝承が残っているようです。
北部九州には「淀姫伝説」として広範囲に伝えられ、そうしたことから淀姫命を祀る神社も数多く存在しているようです。
そういうことで、これからも淀姫神社を巡る旅はしばらく続きそうです(^^♪

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