こちらの山王社はJR唐津線小城駅の北東およそ2.2kmの距離、佐賀県小城市三日月町織島赤司地区に鎮座されます。
県道48号佐賀外環状線の、岡本交差点から南に600mほど入った赤司の集落入り口付近に位置し、田圃を割くように北へ走る参道入口に鳥居が建立され、50mほど先の境内に入母屋造りの拝殿と流造の本殿が建立されています。
社殿は老朽化を感じるものの清掃が行き届いており、境内の石塔の前にも生花が供えられていることなどを見ると、今もなお氏子の方の崇敬を集めている古社と推察できます。
鳥居に「山王社」の神額が掛かることから山王社としましたが、案内板がないので正確なところはわかりません。御祭神も不明ですが、神仏習合の名残を残す古社です。
参道入口に建立された台輪鳥居。
鳥居には「山王社」の神額が掛かります。
参道は北へと真っ直ぐに伸びています。
そう広くない境内に開放的な向拝付き入母屋造りの拝殿が建立されています。
拝殿の中の様子。古さは感じますが、清掃は行き届いて居ます。
正面に本殿の格子戸が見えます。
流造の本殿。蔦が絡みついているのも風情がありますｗ
題目塔などの石塔群。
驚いたのは石塔の前に設置された筒に、生き生きとした生花がお供えしてあることです。
きっと、毎朝氏子さんのどなたかがお供えされているのでしょうね。
石造多宝塔。
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