こちらの天満宮は、JR長崎本線牛津駅の北北西およそ1kmの距離、佐賀県小城市牛津町勝大戸ヶ里地区に鎮座されます。
国道207号線「江津」交差点から北に、「西宮神社」を左に見ながら県道42号小城牛津線を700mほど進み、「牛津小学校前」交差点から西に進み牛津江川に架かる橋を渡った大戸ヶ里の集落の中ほどにある公民館の西側に位置します。
小ぢんまりとした神社の開放的な境内には、瓦葺き入母屋造りの拝殿と銅板葺き流造の本殿が建立され、拝殿の屋根の瓦は葺き替えられているものの境内入口に奉納された鳥居の島木や笠木部分は、鉄板や針金で補強されており老朽化が目立ちます。
我が村の鎮守様はどこでも老朽化が進んでおり、神社めぐりをしていて目にしたのは氏子の皆さんの力で建て替えられた神社がある反面再建を断念した神社もあるということです。
人口も少なくなり、信仰の篤かった人はどんどん亡くなり、お賽銭も集まらなくなっている現状では仕方がないのかもしれませんね。ただ、できるならば可能な限りこうした風景を未来に繋いでいって欲しいものです。
社頭。
境内前に立つ台輪鳥居。
笠木と島木部分にはヒビや剥げなどが見られ全体的に老朽化が目立ちます。アングルを加工して一部補強した跡が見られます。
鳥居に掛かる「天満宮」の神額は、落下防止のためか番線でしっかり固定してあります。
拝殿。
拝殿の中の様子と本殿。
銅板葺き流造の本殿。
石塔。
石祠群。
どこの神社でもいえることなのですが、小さな集落の鎮守様だった鳥居や社殿の老朽化が進んでいるようです。
古くなった鳥居や社殿を建て替えるところもありますが、そのまま朽ちていっている神社を目の当たりにしたこともあり、諸行無常の悲哀を感じますね。
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