こちらの湯屋天神はJR唐津線相知駅の東南東およそ2kmの距離、佐賀県唐津市相知町湯屋地区に鎮座されます。
県道350号相知厳木線の町切交差点を北へ、県道341号線山崎町切線を唐津市方面に3kmほど走行すると、やがて左手に厳木川の流れが現れ右手に田圃が広がりますが、その田圃の先の小山の中に位置しております。
田圃の畦道が参道となっており、獣除けに設置されているフェンスを開けて中へ入ると境内まで続く石段参道があります。境内入口に奉納されている幟杭を抜けると、その奥に開放的な切妻造りの拝殿と流造の本殿が建立されています。
御祭神は菅原道真公と思われますが、由緒沿革等については不明です。拝殿内に掲げられている顕彰詞によると、社殿は有志の方の寄贈によって昭和28年に建立され、また平成13年10月に改築されています。
荒廃しているという表現は適切ではないかもしれませんが、改築された年よりももっと長い歳月を経ているような印象を受けてしまいます。年々氏子さんも減っているのかもしれませんが、参拝に訪れる方やお世話をする方も少なくなっているのかもしれませんね。
石段参道。
入口と周囲には害獣除けのフェンスが張り巡らされていますが、これは社殿側から田圃に害獣が入らないようにしているものです。
石段を上ると境内入口に幟杭が奉納されています。
そう広くない境内の奥に、開放的な切妻造り平入の拝殿が建立されています。
拝殿の中には顕彰詞が掲げられています。
拝殿の裏の石段を上った先に建立されている本殿。
本殿の中の様子。
梅鉢紋の拝殿幕が掛かり、その奥に菅原道真公の座像が祭祀されています。
流造の本殿。
石塔。
祇園社の石祠。
「石工 吉蔵」の刻銘が入ります。
おそらく昔は氏子の皆さんの動きも活発だったのでしょうが、だんだん人の出入りも少なくなってきたのでしょう。
こうして次第に忘れ去られていく神社の数もこれからは増えていくと思われますが、そういう神社の存在していた記録が少しでも残していけたらいいかなと思います。
と言っても、私自身いつまで残せるかも分かりませんがw
それでは今日も最後までご覧いただきありがとうございました。
ランキングに挑戦しています。⇩ポチッとクリックいただければとても励みになります!
コメント