こちらの沖神社はJR長崎本線牛津駅の南南西に2キロほどの距離、県道43号牛津芦刈線の「天満町」交差点から南に1.8キロほどの所にある「農協芦刈支所」交差点を西に進んだ、四方を田圃に囲まれた佐賀県小城市芦刈町浜枝川川越地区の東の外れに鎮座されます。
境内入口に鳥居が建立され、明るく開放的な境内には向拝下に龍、木鼻には狛犬の細工が施された唐破風付き入母屋造りの拝殿と流造の本殿が建立されています。御祭神は大綿津見神と思われますが、案内が無く由緒等については不明です。
境内右側の石仏群の中には恵比寿様が祀られており、その石仏群の一番左端にはすっかり風化してしまった肥前狛犬一体が安置されていました。
鍋島藩の城下町だった小城市も商家が多く、昔から商売の神様として恵比寿様を祀る風習があったことから、今でも小城市内には130体を超える恵比須像が残されているそうです。
神社遠景。
境内入口に立つ台輪鳥居。
鳥居には「沖神社」の神額が掛かる。
文化2年12月建立の刻銘が入っております。
瓦葺き唐破風付き入母屋造りの拝殿。
向拝下の様子。向拝の上の方には見事な龍が彫られており、木鼻の部分からは狛犬が双方から睨みを利かせております。
拝殿に掛かる「沖神社」の神額。
拝殿の中の様子。
本殿鞘堂。
石仏群。
一番左側には肥前狛犬がいますが、すっかり風化が進んでおり前脚部分は欠けており顔の表情もうかがえることができません。
ただ、この様子を見る限りしっかりと自分の使命を果たしてきたことだけは間違いないようです。
境内の様子。
こちらの沖神社さんも周囲は田圃に囲まれて鎮座されていました。やはり有明海からの潮風から田んぼを護るために祀られたのは間違いないようですね。
川越地区も間もなく田植えが始まりそうですね。それでは今日も最後までご覧いただきありがとうございました。
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