こちらの八幡神社は、JR長崎本線牛津駅の南西およそ3.5kmの距離、佐賀県小城市牛津町下砥川寺町地区に鎮座されます。
国道207号線と長崎本線に挟まれた旧長崎街道沿いにある牛津運動公園の西側、蒲原地区と寺町地区の境にある妙蓮寺という寺の裏側にある小山の上に位置しています。
参道入口は公園の北側の永福寺という寺の境内側にあり、寺町集落の民家が立ち並ぶ中に伸びる参道入口に一の肥前鳥居が建立されており、立ち並ぶ永福寺のお墓を右に見ながら奥の小山へと参道が伸び、山道と石段を繰り返す参道を上って行くとやがて二の鳥居、それをくぐると山を切り開いて造られたと思われる境内が現れ、再建された切妻造りの拝殿と本殿鞘堂を大型の肥前狛犬が守護しています。
こちらと上砥川内砥川地区鎮座の内砥川八幡神社、そして上砥川宿古賀に鎮座する下宮八幡社とを併せて三所八幡宮と言われており、こちらの八幡神社は三所八幡宮の中宮にあたります。創建は不明ですが、御祭神は足仲彦尊、誉田別尊、気長足姫尊の三柱です。
参道入口。
入口に立つ一の肥前鳥居。
笠木に島木、貫と柱もすべて三本継ぎでまさに肥前鳥居の特徴を備えております。
「八幡宮」の神額が掛かります。
こちらの石祠には文政十年十月勧請の刻銘があります。
小山の上へと続く参道。
石段参道が続きます。
さらに続く石段。
急ではないが地味にこたえます。
やっと二の鳥居が見えてきました。
二の鳥居は肥前の後期型と思われます。
「八幡宮」の神額が掛かります。
境内の様子。風が吹いたときの桜吹雪が実に美しいです。
拝殿。
そして狛犬さんを見て驚きましたw
体高が優に80センチは超えるのではないかと思われる超大型の肥前狛犬さんです!
こちらは向かって左側に阿形、右側に吽形となっており通常とは配置が違っているようです。
しかしこの大きさでは盗難の心配は全くいらないようですw
平成17年に再建された切妻造り平入の拝殿。
拝殿の中の様子。
村社 八幡神社 小城郡砥川村大字下砥川
“佐賀県神社誌要”より引用
祭神 足仲彦尊 誉田別尊 気長足姫尊
當社は砥川三所八幡の一にして中宮と称す、九州探題千葉胤貞、鶴岡八幡宮の分霊を奉して當社を勧請せり。明治六年村社に列せらる。
本殿鞘堂。
石祠と石仏。
手水舎。山の高台にあるので水のタンクが置いてありました。
今日は桜吹雪が舞うとてもいいシチュエーションでの参拝となりました。そして嬉しかったのは、体高が80センチ以上はあるかと思われる肥前狛犬がいたこと。
さすが、肥前石工の里と言われた砥川地区ですね。大きさも半端ないですw
後で気が付いたのですが、妙蓮寺の西側の林道を抜けて国道207号線へ出ると、そこからも国道に沿うように作られた神社へと続く細い坂道がありました。
ひょっとするとこちら側からの方が参拝はしやすいのではないかと思われます。
さて、次はどんな出会いがあるのでしょうか。乞うご期待です!
それでは今日も最後までご覧いただきありがとうございました。
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