こちらの天満宮は、JR唐津線相知駅の東方およそ1.2kmの距離、佐賀県唐津市相知町湯屋地区に鎮座されております。
相知駅の北側を通る国道203号線の「浜白橋」交差点を北に、厳木川に架かる浜白橋を渡ってすぐに県道341号山崎町切線と交わる「浜白橋北」交差点を東に1kmほど行った湯屋集落の北のはずれ、作礼山から連なる小山の中に位置します。
なだらかな山肌に設けられた石段を上ると寛政九年に造立の鳥居が建立され、なだらかな山道の参道をひたすら上がっていくとやがて切り開かれた平地が現れ、そこに開放的な切妻造りの社殿が建立され本殿覆屋には木造の菅原道真公の座像が丁寧に祀られています。
氏子さんのどなたかが毎日お世話をされているのでしょうか、簡素な造りの社殿ではありますが辺ぴな場所であるにもかかわらず綺麗に清掃されています。由緒等は分かりませんが、地域の人々とのこれまでの密接な関係が窺えます。

神社遠景。と言っても社殿はまったく見えませんが…。

社頭。

小高い丘に立つ台輪鳥居。

鳥居に掛かる「天満宮」の神額。
刻銘は「寛政九年丁巳」とあります。寛政9年(1797年)建立された鳥居のようです。

さんどう(山道)がさんどう(参道)ですw

まだまだ続きます。

さらに続きます。

切妻造り平入の簡素な拝殿が建立されています。

拝殿の中の様子。奥の本殿覆屋に菅原道真公が祭祀されております。

弁財天。

寛文4年(1664年)に寄進された手水鉢。
こちらの天満宮では狛犬さんとは出会えませんでしたが、226年の歳月を堪えてきた鳥居にお目にかかることができました。
山の上に神社があるのはこれまでも見てきましたが、これほど人里離れた場所に天満宮が祀られているのは初めてかなと思っています。
由緒や沿革が不明なので分かりませんが何か事情があったのでしょうね。
古いお社ですが清掃道具も備えてあり拝殿の中も綺麗に掃いてありました。氏子の皆さんの愛情を感じる古社でした。
それでは今日も最後までご覧いただきありがとうございました。
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