こちらの鎮守神社は、唐津市肥前市民センターの東北東およそ2.8kmの距離、JR唐津線唐津駅から西方に13kmほどの佐賀県唐津市肥前町梅崎地区に鎮座されます。
国道204号線の「古保志気」交差点からおよそ2km、東松浦郡玄海町との町境近くの仮屋湾沿いを走る国道沿い、仮屋湾に突き出た半島の付け根部分に位置しており、玄海町役場からは6kmほどの海を眺めながら走るコースは天気のいいドライブ日和の時の参拝がおすすめです。
道路から一歩入ると幟杭が打たれ、境内入り口には文政十年造立の鳥居が建立されており、高い台座の上に昭和生まれの唐津型では珍しい岩乗り狛犬が奉納されています。境内入口にドーンと座る狛犬は、人の背丈よりも高いところから参拝者を見下ろし睨みを利かしています。
鳥居をくぐり境内に入ると、時の流れを感じさせる鳥居と相反する老朽化したために建て替えられたと思われる拝殿と本殿が建立されています。案内がなく御祭神や由緒等については不明です。
社頭。
道路わきに立つ鳥居。
鳥居に掛かる神額には「鎮守大明神」とあります。
柱に刻まれた刻銘には文政10年(1827年)3月の建立と刻まれています。
前に立つ岩に両前脚の爪をかけ、半分立ち上がったような狛犬の表情は阿吽とも非常に似ており、鋭い牙が特徴的でとても精悍な感じです。
台座がとても高くどちらも上から見下ろすように構えており、耳は後ろになびくように立ち巻き毛の尾も背中の方まで大きく立ち上がっております。
昭和51年11月生まれの岩狛さんでした。
切妻造り平入の拝殿。
拝殿の中の様子。
銅板葺き流造の本殿。
おそらく本殿も新しく建て替えられたものだと思われます。
こうして神社巡りをしていると、最近は古社に遭遇した方が嬉しくなってきました。やっぱり古き日本の歴史あるものに出会えると嬉しいものですねw
でも、こうした老朽化した鳥居や社殿を、氏子の皆さんが力を合わせて新しく建て替えられているのを見るのも、なかなかいいものですね。
それでは今日も最後までご覧いただきありがとうございました。
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