相知町の中心部の高台に鎮座されているのが熊野神社です。
この熊野神社は、紀伊国(和歌山県)の熊野三山の神仏を波多壱岐守が勧請したと伝えられています。
波多氏とは、平安時代から長きにわたり佐賀長崎両県北部一帯で名を馳せていた松浦党の一派だったそうで、奇しくも先日参拝した「今福神社」を創建したのが松浦党党祖の源久(みなもとのひさし)公というのも、なんだか何かに導かれたような不思議な気がしますw

参道入口。相知町内を縦断する県道259号線沿いにあります。

一の鳥居。

風化が激しいのですが「熊野神社」の文字が読み取れます。

参道はJR唐津線で分断されています。

参道階段。
おお、この階段もそこそこ息が切れちゃいそうな急階段みたいですw
そしてその参道階段前を護っている狛犬さんです。
阿形は蹲踞、吽形は構えの狛犬さん。

大正2年(1913)10月生まれでした。

参道階段を上り終えると境内です。
そしてそのすぐ横には吽形の狛犬が乗る灯篭が1基だけありました。
天保6年11月に建立された石灯篭です。

逆立ちの狛犬。

参道階段を上り終えてから、参道石畳の標通りにまっすぐに行った先には手水舎があります。

手水舎で手を浄めてから右向け右をすると二の鳥居と社殿が現れます。

二の鳥居にはハッキリ読み取れる「熊野神社」の神額が掛かります。
左の柱には「天壌無窮(てんじょうむきゅう)」、右の柱には「国家興隆(こっかこうりゅう)」の文字がくっきりと刻まれていました。
なんだか難しい言葉だったので調べてみると、天壌無窮とは「天地とともに未来永劫いつまでも続くこと」とありました。「天壌」とは天と地を意味し、「無窮」とは永久という意味だそうです。
国家興隆は、日本国の勢いが盛んになって栄えることを願っていることです。

鎮座地 佐賀県唐津市相知町相知1848
御祭神 伊弉諾尊 伊弉冉尊 速玉男命
相知村郷土誌より
そして、拝殿を護る陶器で造られた狛犬さんたちです。
陶器の狛犬さんには初めてお目にかかりましたが、建立された年代は分かりませんでした。

神牛。

本殿。

「熊野宮」の神額。

「護国社」の鳥居。
「相知護国社」の石碑と神額。

護国社。
そして社殿を護る狛犬さん。
年代不詳。

御堂。
御神木。
最強寒波襲来により前日から積雪となりましたが、幸いタイヤチェーンは自宅から幹線道路に出るまでであとは必要ありませんでした。
まあ、こんな日まで神社巡りをするのですから、私もすっかりと神社に憑りつかれてしまったようですねw
今日も最後までお読みいただきありがとうございました。
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