こちらの牟田部太神宮は、JR唐津線東多久駅の南南西およそ2kmの距離、佐賀県多久市南多久町大字下多久牟田辺地区の集落中ほどに鎮座されます。
牟田部公民館の西側に位置し、舗装された境内に奉納されている鳥居の先には鎮守の森が形成されているもののそこに社殿はなく、石垣が組まれ一段高くなった場所に本殿石祠を始め、明治十六年の刻銘が入る「宮地嶽三柱大神」ほか、数基の石祠が大きな御神木を背にして建立されています。
また、境内裏には神社合祀の名残と思われる数多くの石祠が横並びに祀られております。創建は万治元年(1658)、御祭神は天照皇大神と豊受大神の二柱です。
社頭。
本殿前に建つ台輪鳥居。
鳥居に掛かるのは「大神宮」の神額。
明治35年10月建立の鳥居。
石垣が組まれ一段高くなったところに御神木を背にいくつもの石祠が祀られています。
本殿石祠。
多久市の資料によると、この本殿石祠は1658年(万治元年)に伊勢講衆15名によって造立され、御祭神は天照皇大神と豊受大神の二柱とあります。
末社の宮地嶽三柱大神。祭神は神功皇后・勝村大神・勝頼大神の三神。
石祠の扉には「明治十六年 中秋」の銘が入ります。
境内裏の両側に纏められた石祠群。
こちらの大神宮に立派な社殿というものはありませんでしたが、御神木を中心にしてこじんまりと纏められてしっかりお祀りされていることに、なんとなく嬉しさを感じました。
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