こちらの日枝神社は唐津市呼子市民センターの南東およそ2kmほどの距離、佐賀県唐津市鎮西町中野地区の南の集落入り口付近に鎮座されます。
県道340号鎮西唐津線の中野バス停付近から北に向かう道路に入り、道なりに200mほど行ったところにある消防団のポンプ格納庫近くの左手、木々に囲まれた小高い丘の上に位置します。
道路から神社までは畑を割るように参道が一直線に伸び、その途中には一の鳥居と飛び狛が乗る石造り常夜灯があり、緩やかに上る参道を進むとやがて境内入口の二の鳥居があります。
二の鳥居をくぐり石段を上がると一段高くなった境内があり、苔生す境内の奥に唐津型の狛犬が守護する社殿が建っております。
社頭。いかにも鎮守の森っぽい感じで、少々遠くからでも目立ちますｗ
参道の途中に立っている一の明神鳥居。
鳥居には「日枝神社」の神額が掛かります。
同じく参道にある飛び狛が乗る石灯篭。
左側は倒立しており、右側の狛犬さんはチンチンをしています。
境内前に立つの鳥居の前には石段があり…
二の明神鳥居。そしてまた石段があり、境内はもう一段高くなっています。
二の鳥居には「山王神社」の神額が掛かります。これも神社合祀の名残なのでしょうか。
そしてお約束の拝殿前の狛犬さん。
吽形は大きな玉の上に両の前肢を置き、阿形は前立ての岩に両前肢を置いています。
玉と前立て岩には牡丹の彫刻が施されており、肥前石工の技巧の継承が見られます。
台座には「唐津市 石工 池田末治」の刻銘が入ります。
拝殿。
拝殿の中の様子。左三つ巴紋の拝殿幕が掛かります。
銅板葺き流造の本殿。
本殿正面の様子。
地蔵堂。
地蔵堂の中の様子。
鎮守の森はありましたが、閉鎖的な感じはなくとても明るい雰囲気の神社でした。
もともとの拝殿はおそらく老朽化したので今の拝殿に建て替えられたのでしょうね。山王神社の鳥居があったので神社合祀で、近くにあった山王神社も一緒に祀られているものと思われます。
日枝神社といえばすぐ近くの赤木地区にも日枝神社がありましたね。
それでは今日も最後までご覧いただきありがとうございました。
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