こちらの鎮守大神社はJR佐世保線三間坂駅の南東500mほどの距離、佐賀県武雄市山内町大字三間坂の小丘の上に鎮座されます。
国道35号線「船の原入口」交差点の東500mほどにある交差点から北へ、角にある三間坂公民館の前を通り過ぎると間もなく左手に一の鳥居が見えてきます。
一の鳥居をくぐると150mを超える参道が一直線に伸び、境内前に二の鳥居と三の鳥居が続けて建立されており、三の鳥居をくぐるとそこに広々とした境内が広がっています。
境内奥の五段に積まれた石垣には玉垣が張り巡らされ、その上に塩田型狛犬が守護する千鳥破風唐破風付き入母屋造りの拝殿と流造の本殿が建立されています。
祭神は天照皇大神・大物主命・伊弉冊尊・速玉男尊・事解男尊・武内宿禰・菅原道真の五柱です。また、岩山の斜面を削って造られたと思われる境内の右側の参道の先には立派な忠霊殿が建立されています。
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参道入口に立つ一の台輪鳥居。
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鳥居に掛かるのは「鎮守神社」の神額。
「□□己未年拾壹月建之」の刻銘が入ります。
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境内前に立つ二の鳥居。「鎮守大神」の神額が掛かります。
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そして三の鳥居。こちらは「鎮守神社」の神額です。
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下の境内に石垣が五段に積まれ、玉垣が張り巡らされた上の境内に銅板葺き千鳥破風唐破風付き拝殿と流造の本殿が建立されています。
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拝殿前の四の鳥居。肥前鳥居の後期型だと思われます。
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神額の下の方は欠損しており「鎮守」までしか読めませんが「鎮守社」と刻まれているのでしょうか。
左の柱には「鍋島家」、右の柱には「明和三丙戌年秋八月吉日」の刻銘が読み取れます。
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向拝下の様子。
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拝殿の中の様子。幣殿入口の上には「鎮守社」の社号額が掛けられています。
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境内案内板。
鎮守大神社
祭 神 天照皇大神 大物主命 伊弉冊尊 速玉男尊 事解男尊 武内宿禰 菅原道真明治四十年、犬走勘三区長の主唱により下記の五社を合祀し五社大神と称した。
大神宮(茅場、八ッ田)
権現社(東光寺山上)
明神社(津々良宮ノ上)
琴平社(白水金比羅社)
天神社(山浦・前ノ原)
そして拝殿前には大正5年12月生まれの塩田型の狛犬さんが居ました。
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台座に「大正五年十二月建之」の刻銘が入ります。
三間坂萱場石工とありますが、三間坂には「萱場」とい地名は無く「茅場」という地名があるので、そちらのことでしょうか。また、「井手本人作」と刻まれているのでしょうか。
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銅板葺き流造の本殿。山肌に沿って建造されています…というより、岩肌が食い込んでいる?
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境内右側には岩山肌を削って造られた参道があり、その頂上に「鎮守山神廟碑」が建立されています。
この風景を見ると、同じように岩肌の上に本殿が建立されている武雄温泉の横の「淀姫神社」を思い出します。
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その参道の先、玉垣が巡らされた石垣の上に「忠霊殿」が建立されています。
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御堂。
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下の境内の様子。
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下の境内左側に建立されている従軍慰霊碑。
それでは今日も最後までご覧いただきありがとうございました。
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