こちらの羽根木神社はJR佐世保線武雄駅の北方およそ3.7kmの距離、国道34号線「武雄市寺ノ下」交差点の南500mほど、佐賀県武雄市東川登町大字永野南永野地区の六角川南に広がる田圃の中に鎮座されます。
田圃の中に建立された社殿は遠くからでも確認でき、車一台がやっと通るくらいの農道を進んでいくとやがて開放的な境内が現れ、入口には年季の入った台輪鳥居と手水鉢が奉納されています。
創建は元亀三年(1572)、御祭神は橘諸兄と合祀によって追加された菅原道真、天照皇大神の三柱です。東向きの開放的な入母屋造りの拝殿と、比較的近い時期に再建されたと思われる立派な本殿鞘堂が印象的です。

社頭。

境内入口に立つ台輪鳥居。落下防止のためでしょうか、金属製の支柱が貫の部分を支えるように設置してあります。

鳥居には「羽根木神社」の神額が掛かります。

開放的な入母屋造りの拝殿。拝殿前には常夜灯が建てられております。

拝殿の中の様子。奥の方に立派な石造りの本殿が見えます。
村社 羽根木神社 杵島郡東川登村大字永野
“佐賀県神社誌要”より引用
祭神 橘諸兄
菅原道真 天照皇大神
元亀三年領主後藤貴明之を勧請せしより累代の邑主崇敬を怠らす、氏子の尊信も至って深厚なり、社格制定に當り村社に列せらる、菅原道真、天照皇大神は無各社合祀に依り追加す。
本殿鞘堂。
幣殿の両サイドに石灯篭が置かれ、幣殿の一部も含め再建されてからまだそれほど月日が立っていないように思われたので拝殿の中を確認すると、平成20年9月に改築されていることが確認できました。

境内南側に合祀によって集められたと思われる天満宮石祠ほかの石祠群。
立派な石造りの本殿といい、しっかりお祀りされているようです。
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