こちらの日子神社はJR長崎本線鍋島駅の南方およそ5kmの距離、佐賀県佐賀市西与賀町大字相応津地区の集落の北の外れに鎮座されます。
県道48号佐賀外環状線の相応津交差点を北へ、県道54号西与賀佐賀線を500m行った高太郎橋交差点から西に入った本庄江川と、佐賀県ではクリークと呼ばれる農業用水路に挟まれた場所に位置します。
開放的な明るい境内入口には台輪鳥居が建立され、白砂が敷かれた中にコンクリートで整備された参道が置かれ、その正面に砥川型の岩乗り狛犬が守護する入母屋造りの拝殿と流造の石造り本殿が建立されています。
佐賀県神社誌要によると、寛永三年に肥前国佐賀藩三代藩主の鍋島綱茂が勧請したもので、祭神は伊邪那岐と伊邪那美の二柱のほかに天忍穂尊命が合祀されているとあります。
日々、氏子のどなたかが来ておられるのか境内にはきれいな箒の目が残されており、枯葉の一枚も落ちていない清掃が行き届いた美しいお社でした。
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境内入口に立つ台輪鳥居。
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鳥居に掛かる神額には「日子社」とあります。
左の柱には「享保十一龍集丙午仲秋吉祥日」。右の柱には「奉再建肥前國佐嘉郡與賀荘相應津 相應大権現祠前石鳥居銘」の刻銘がハッキリと読み取れます。
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瓦葺き入母屋造りの拝殿。
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台座には「明治三十三年庚子一月吉日」の刻銘が入ります。身体にコブのような筋肉の描写の狛犬は、佐賀市大和町久留間の「天満神社」に奉納されている岩狛さんとよく似ています。
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拝殿の中の様子。
しっかりとした石積みの上に流造平入の本殿が建立され、その周囲は玉垣で囲われています。
摂社の稲荷大明神。
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「八天狗」と「太神宮」の石祠。
境内に残る箒の目がなんとも清々しいです。
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石仏と「三界萬霊塔」。
それでは今日も最後までご覧いただきありがとうございました。
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