こちらの住吉神社はJR長崎本線佐賀駅の北方およそ6kmの距離、佐賀県佐賀市金立町大字千布西千布地区の町なかに鎮座されます。
県道48号佐賀外環状線と県道31号佐賀川久保鳥栖線が交差する、千布北交差点の西400mの県道沿いに位置し、境内の南側には西千布公民館があります。
参道入口は社殿から150mほど南の路地側にあり、神橋を渡り境内入口に奉納された鳥居をくぐると社殿に向かって白砂の境内が伸びていましたが、案内板によるとどうやら昔はここで流鏑馬神事が奉納されていたようです。
境内には再建された入母屋造りの拝殿と流造の本殿が建立されており、それを造立年代不詳の塩田型と思われる狛犬が守護しています。
創建は古く堀河天皇の時代の康和二年(1100年)で、武門守護の神として領主の崇敬が厚かったといいます。御祭神は底筒男神、中筒男神、表筒男神の三柱。
社頭。社殿を挟んで県道48号佐賀外環状線の南側になります。
クリークに掛かる桁4列単径間桁橋の神橋。
クリークというのは灌漑や排水の目的に人工的に作られた水路のことで、佐賀市にはこのクリークがとても多いことで有名です。
鎮座地:佐賀市金立町千布3404
境内の案内板より
祭 神:底筒男神、中筒男神、表筒男神
由 緒:昔は流鏑馬の神事が行われており、南北に長い境内は在りし日の面影を残している。
境内入口に立つ台輪鳥居。
左の柱に「享保十六龍集辛亥三月」の刻銘が読み取れます。
村社 住吉神社 佐賀郡金立村千布
“佐賀県神社誌要”より引用
祭神 表筒男神 中筒男神 底筒男神
康和二年三月十三日の創建にして、攝津の住吉神社の分霊を勧請し、国家安全五穀豊饒海波穏静を祈願し、殊に武門守護の神として、領主の崇敬篤く祭貧として金穀の供進ありしも、廃藩とともに休止せり。明治六年十月村社に列せらる。
入母屋造りの拝殿。旧社殿が老朽化したのでしょう、小ぢんまりとしてはいますが新しく社殿が再建されたようです。
そして社殿前の狛犬さん。
造立年代不詳の狛犬さんは塩田型でしょうか、吽形の狛犬さんを見ているとスターウォーズのダースベイダーを思い浮かべました。
「住吉宮」の社号額が掛かる向拝下の様子。
流造の本殿。
社殿を挟んで左右に配置された末社。
石碑。
境内入口の石仏。
境内の様子。
今では地域の子どもたちの遊び場となっているようですが、ここで流鏑馬の神事が行われていたようです。
境内の両脇には桜が植えられていて、桜の季節には近隣住民の人の憩いの場所になるのかもしれませんね。
今日も最後までお読みいただきありがとうございました。
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