長崎県の平戸市へ行った日の帰り道、唐津市北波多行合野を通りかかったときに右手に鎮守の森らしきものが見えたので思わずウインカーを出して車を停めてしまいました。
これは鎮守の森に違いないと思い、行合野の交差点手前から河川の土手に車を進入させてちょいと車を停車させてもらうと、こんな光景が飛び込んできました。
あそこに見えるのはやっぱり鳥居です(^^♪

田んぼの中に伸びている参道。
あとで調べてみたら行合野の「行合野天満宮」で、唐津市北波多行合野の国道202号と徳須恵川に挟まれた田んぼのど真ん中に鎮座されてました。

社頭。
それにしても一の明神鳥居の低いこと!
これはひょっとして埋もれてしまったのかなとも思ったが、幅も狭いので最初からこうした造りなのでしょうね。

「天満宮」の神額が掛かる。
柱には「天明(1781年~1789年)」の年号と刻まれているのが分かる。
そして二の台輪鳥居。

こちらも小型です。
「天満神社」の神額。そしてこちらの柱には「天保(1830年~1844年)」の年号が刻まれているのが分かります。
さて、いよいよ境内が見えてまいりました。

参道の苔むした敷石が厳かな雰囲気を醸し出しています。

三の台輪鳥居。
こちらの鳥居には「天満神社」の神額が掛かっており、柱に刻まれた「天保七歳在丙申九月」と刻まれた文字がはっきりとわかります。
そして、いよいよ境内です。
境内入口で迎えてくれたのが、明治29年生まれの石灯篭の上に鎮座する阿吽の狛犬さんたちでした。
こちらは先代さんなのでしょうか、阿形の一体だけがありました。
吽形の灯篭は倒壊してしまったのでしょうか、それともそもそも一体だけだったのか分かりません。

拝殿。
残念ながら見ることができませんでしたが、こちらの天井絵は唐津市指定の重要文化財になっているようです。

本殿。

御堂。

お堂の中の様子。

境内の様子。
御神木。
高度成長期以降、首都圏では鎮守の森の伐採が進んだと言われていますが、田舎ではまだまだこうした風景が各所に残っています。
こちらの行合野天満宮も、地域の皆さんからずっと愛されてきた神社なんだと思いますが、これからもずっと引き継がれていくことを願わずにはいられませんでした。
今日も最後までお読みいただきありがとうございました。
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