こちらの瀬川社は小城市芦刈町芦溝、国道207号線沿いにある「ディスカウントドラッグコスモス牛津店」の西側の道路を南に入り400メートルほど行った畑の中に鎮座されています。
曲がったらすぐに、広々とした田畑の中にご神木が楠の巨木が立っているのが見えるのですぐに分かります。
行政区名では芦刈町芦溝となっていますが、中溝という地区名で呼ばれるところになります。

神社遠景。
こういう景色を見ると、やっぱり佐賀は平野なんだなとつくづく感じてしまいます。

台輪鳥居。

社殿は新しくなっており、おそらく老朽化のためリニューアルされたものと思われます。

拝殿の中の様子。
柱や梁などを見ると、使えるものは極力昔のものをそのまま使っているようです。老朽化のために神殿を建て替えるのはやむを得ないかもしれませんが、こういうことは素晴らしいことです。

ご神体。

鎮座地 佐賀県小城市芦刈町芦溝172
御祭神 瀬織津比咩
御由緒 ここ小城市芦刈町芦溝(地区名 中溝)に鎮座する「瀬川社」の創建は定かではないが、土地の成立から推測して、戦国から江戸初期の頃ではないかと考えられる。
文化八年(一八一一)に作成された『平吉郷絵図』には、社の周りには堀が廻らされ、楠の大木も描かれており、荘厳な雰囲気があったと想像される。この社に祀られている瀬織津比咩は祓戸四柱の一神である。『延喜式』大祓詞に「高山短山の末より、さくなだりに落ちたぎつ速川の瀬に坐す瀬織津比咩といふ神、大海原に持ち出でなむ」とあり、川の瀬にいて人々の罪穢れを大海原に持ち出してしまう女神であるという。
社殿内の案内板より

社殿全景。

石祠等。

石祠。

御神木。
畑の中にポツンと鎮座されていた瀬川社ですが、近くにはレンコン畑がありました。由緒書きにあったとおり、社の周りに堀がめぐらされていたというのはどうやら間違いなさそうですw
それでは、今日も最後までご覧いただきありがとうございました。
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