こちらの天満宮はJR唐津線小城駅の北北東に3.8kmほど、佐賀県小城市の北部にある城山の北麓の集落、長崎自動車道小城スマートICにほど近い小城町松尾北浦地区の東の外れの小丘の上に鎮座されます。
雑木林が鎮守の森を形成した神社の石段参道前には鳥居が奉納され、右側には穏やかな坂道の参道が境内へと続き、上りあがった先の境内には建て替えられた簡素な社殿が建立され、その中に菅原道真公の座像が安置された流造杮葺の木造本殿が祀られています。
また、社殿裏の林の中にも七面大明神の石祠と仏塔が祀られており、神仏習合の名残がうかがえるお社です。この地区の産土神として長く親しまれてきたものと思われます。

神社遠景。
畑の向こう側の雑木が形成する鎮守の森の中に鎮座されます。
畑の右側の畔が昔の参道だったのでしょう、まっすぐ行けば鳥居の前に出ますが石段が崩れており普通に上がることはできません。神社へは右の方から迂回することになります。

石段参道前には台輪鳥居が建立されています。

達筆すぎて読み取ることができませんでしたが、おそらく神額には「天満宮」と書かれていると思われます。

境内へ続く石段参道。

石段参道わきに祀られている「井野久保社」と書かれている石祠。

石段参道右側にはスロープの参道が設けられています。

建て替えられたと思われる切妻造妻入りの簡素な社殿。

社殿の中の様子。
加賀梅鉢の紋幕の下に菅原道真公の座像が安置された流造杮葺の木造本殿が祀られています。

境内の北側には社殿の裏の林へと延びる道があります。

林の中に祭られている「七面大明神」の石祠と仏塔。

社殿南側に建立されている石碑。

境内西側には薦がかけられ、紙垂を付けた竹が立てられて祀られる何かがあります。

境内南側に配置されている手水盤。二つに割れています。
その奥にも薦がかけられ、紙垂を付けた竹が立てられて何かが祀られていました。
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