こちらの肥前狛犬は小城市のとある神社の本殿を守護しているのですが、祭祀されているのは菅原道真公なので、天満宮であることはもうすでにお分かりになるとは思います。
最近では、肥前狛犬が盗難の被害に遭うこともあるためかしっかりと鍵がかけられた本殿に安置されていたり、まったく別の場所に移動されていたりしていることが多いのですが、こちらはまったくオープンな本殿にオープンな状態で安置されています。
肥前狛犬は向かって左側に1体、右側に2体の計3体が安置されておりましたが、おそらく小さめの肥前狛犬が顔の細工の特徴などから対であることが分かります。
左側に安置されている方にしっかりと鋸歯が彫られており、阿形であると思われます。右側の2体は吽形だと思われ、大きめの肥前狛犬には頭頂部に角のような突起が見てとれます。
やはり建屋内に安置されているため3体ともに非常に状態がよく、苔も一切着いておらず石の美しさが際立つ肥前狛犬です。
暗い本殿の両脇にチョコンと3体座ってます。思わずガッツポーズをしてしまいそうになりましたw
毎回、神社巡りをするときには肥前狛犬が居たらいいなと期待していくのですが、肥前狛犬が居たときのこの感動はいつも変わりませんね。
本殿に向かって左側の肥前ちゃん。
杏仁形の目の上には横一線の筋彫りがあり、鼻筋もしっかりしています。
鋸歯がしっかりと彫られています。
本殿に向かって右側の2体の肥前ちゃんです。大きい方の肥前狛犬の頭頂部に角があるのがハッキリと確認できます。
正面から見るとどちらも両前脚の間が浅く掘られており、小さい方の肥前ちゃんの大きめの鼻に孔がしっかり彫られています。
小さい方の肥前ちゃんはやはり杏仁形の目の上には横一線の筋彫りが見てとれます。
今回もとっても綺麗な状態の肥前狛犬を見ることができましたが、やはり小城市は肥前石工の里だなってあらためて感じさせられました。
どうかこのままずっと変わらずに安置されていって欲しいものです。
それでは今日も最後までご覧いただきありがとうございました。
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