こちらの肥前狛犬は、杵島郡内に鎮座される古社の境内に並んでいるたくさんの末社群の中に安置されています。
一対の肥前狛犬は厳島神社をお護りしていたのですが、おびただしい数の石祠だったのでしっかり見ていなかったら見落としていたかもしれません。
風化は進んでいるものの体の線や目鼻立ちなどはしっかりしています。また、四肢の間が刳り抜かれているので、肥前狛犬の中でも比較的新しいものではないかと思われます。
石祠の前に座り、しっかりと役目を果たしています。
左側の吽形は左前脚が胸の部分から欠けています。これまでにも肥前狛犬に限らず、前脚が欠けている可哀そうな狛犬を見かけますが、やはり四肢を刳り抜くと風化が進むと耐えられないようです。
どちらにもしっかりと尾が彫られています。
左側の肥前狛犬の頭頂部には、ちょこんとした耳のほかに角のようなものがあります。ひょっとしたらこちらの方が阿形なのかもしれませんね。
今回は、ややもすると見落としてしまっていたかもしれない肥前狛犬さんと出会うことができましたが、ひょっとするとこれまで参拝させてもらった神社にもこんな肥前狛犬さんがいたかもしれませんね。
これからは、境内をくまなく見て見落としがないように気を付けようと思いましたw
それでは、今日も最後までお読みいただきありがとうございました。
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