こちらの八坂神社はJR長崎本線肥前白石駅の南南東およそ300mの距離、佐賀県杵島郡白石町大字福田屋形通地区の街なかに鎮座されます。
国道207号線の「白石町役場入口」交差点を西に150mほど、その四つ角を北に200m進んだ左側に鳥居が建立されており、そこから西に伸びる参道を進むとやがて南北に走る市道で参道は分断されていますが、その市道を横断した先には生垣で囲われ、しっかりと手入れがなされた美しい境内が広がります。
境内には、昭和60年生まれの築後型狛犬が守護する唐破風付き入母屋造りの拝殿と流造の本殿が建立されており、また境内入口の左右にも合祀されたと思われる天満宮二社が祀られています。主神は須佐之男命、櫛稲田姫命、相殿神に大山祇命、建御名方命、菅原道真を祀ります。
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参道入口に立つ鳥居。
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鳥居に掛かるのは「八坂神社」の神額。
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参道途中の神橋。
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市道を渡った先には綺麗に手入れされた美しい境内が広がっています。
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境内左側に建立された境内社の台輪鳥居。
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「天満宮」の神額が掛かります。
左の柱に「享保十三年戊申三月吉日建立」の刻銘が入ります。
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天満宮の本殿石祠。
南側の末社たち。
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境内入口右側の境内社の鳥居。
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こちらにも「天満宮」の神額が掛かります。
右の柱に「元禄八歳乙亥二月吉日」の刻銘が入ります。
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天満宮の本殿石祠。
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本殿石祠には「維持明治三十三年旧八月廿五日落成」の刻銘が入ります。
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唐破風付き入母屋造りの拝殿。
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手水舎。
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絵馬掛け台。
築後型の狛犬。
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台座には「昭和乙丑歳春」の刻銘が入ります。
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向拝下の様子。「八坂神社」の社号額と「御神燈」の提灯が掛かっています。
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拝殿の中の様子。
銅板葺き流造の本殿。
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境内の由緒記碑。
八坂神社由緒記
境内案内板より
当社は元郷社で、肥前三大祇園の一つとして当地方一円の広い信仰圏をもち、春夏の祭りの饒わいは県下に有名です。
その由来は元来国史現在社として須古の祇園屋敷に祀られていましたが、佐嘉藩初代藩主鍋島勝茂公が慶長十七年(皇紀二千二百七十二年)にその居城(ひいで館)の鬼門の方角に勧請奉祀し鎮護の神として尊崇され、数々の援助を賜り、特に当地一円の奉加を特許し人夫を派遣し山人形を寄進し殿様自ら督励して山車挽きの神事を盛大にされ地区農民を励まされた由です。
御祭神は主神須佐之男命、櫛稲田姫命、摂末社、又寄せ神合祀社に天満宮、山王神、天照皇大神、稲荷神社、諏訪社等があります。ー以下省略ー
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末社群。
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鎮魂碑。
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御堂。
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社務所。
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社務所前に居た一体だけの狛犬さん。おそらく引退した先代さんだと思われます。
それでは今日も最後までご覧いただきありがとうございます。
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