こちらの宝満神社は、JR唐津線鬼塚駅の南東およそ4kmの距離、佐賀県唐津市宇木中地区に鎮座されます。
県道40号浜玉相知線「唐津IC入口」交差点から東へ4kmほどの、飯森山の裾野と宇木川沿いに広がる集落の入り口付近に位置します。
神社の社号が“宝満”、宝が満ちるという縁起のいい名前から、ここでご祈願すると宝くじが当たると言われていますが、同じく唐津市には宝当神社というこれまた縁起のいい名前の神社が高島という島にあり、この二つの神社には全国の宝くじファンが一年を通して訪れています。
宇木公民館の裏の路地に回ると、段階的に石垣が組まれた境内入口に石段参道があり、上った先に三基の鳥居と二対の狛犬が奉納され、上の境内には千鳥破風唐破風付きの拝殿と流造の本殿が建立されています。
主祭神は伊弉諾尊、伊弉冉尊。相殿神として表筒男命、中筒男命、底筒男命、菅原道眞、菊理姫命、素盞嗚尊、大山祇命、大年神、水波之女神、大巳貴命、天常立尊、火結神、猿田彦命が祀られています。
ということで、私たちも年末ジャンボの当選祈願も併せて参拝させていただきました(笑)
ところがこの日は偶然にも正月の大門松を建てる日だったらしく、ちょうど2本目の大門松が建てられている真っ最中だったのです。
宝満神社では20年ほど前から毎年、年末年始の参拝客のために11月下旬になると高さ約15メートルの大門松を建てているそうなんですよね。
今日は別に狙ったわけでもないのにこの偶然、ひょっとしてこれはなにかの前兆なのか…
なんて思いながら、さっさと参拝することにしました(笑)
豊満…じゃなかった、宝満神社といいますがけっこう小ぢんまりとした景観です。
見たところこれが一の鳥居のようです。
急な階段を上ったすぐ脇に狛犬が鎮座していたので、階段の途中から撮影するしかなく横からのアングルがちょっと厳しかったかな?
吽形の狛犬が右足に鞠を持っております。
阿形の狛犬は口の中に玉を咥えております。
一の鳥居と神額。神額には「宝満宮」と刻んであります。
上を見上げると神社を守っているのか、ご神木の巨木の幹がまるで覆いかぶさるかのように大きく曲がっているのがとても神秘的です。
こちらが二の鳥居。額には「宮地嶽神社」と刻まれております。
そして二の鳥居の脇にも一対の狛犬が奉納されておりました。
ところがこの狛犬、なにかおかしいなと違和感を感じたのですが、よく見ると左側が阿形の狛犬で右側が吽形の狛犬となっております。
少々いぶかしさを感じたものの、さてもう少し上ると三の鳥居、そして拝殿が見えます。
こちらが三の鳥居。額には「住吉大明神」と彫ってあります。
一の鳥居が「宝満社」で二の鳥居には「宮地嶽神社」、そして三の鳥居には「住吉大明神」。神社合祀の匂いがプンプンとしてきますねw
唐破風向拝付き千鳥破風付きの拝殿。拝殿には宝満神社の社号額が掛けられています。
そういえば、神社の入り口にも三つの神社の社号が書かれていたような…
そして、拝殿に掛けてあった由緒書きを見て解決です。
やっぱり、明治末期に行われた神社合祀によって近くにあった三つの神社が合祀されていました。
すっと腑に落ちたところで参拝しましょう。
どうか「年末ジャンボ宝くじ」が、ほにゃららしますように!!!
今日も最後までご覧いただきありがとうございました。
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