こちらの多久天満宮はJR唐津線中多久駅の北方およそ600mほどの距離、佐賀県多久市北多久町大字多久原中の原地区の町なかに鎮座されます。
国道203号線多久市役所前の交差点を南へ180mほど、県道308号小侍多久原線と挟まれて建つ多久市役所の庁舎南側に位置します。
道路の角に面する開放的な境内には鳥居もなく、一見すると神社という雰囲気はまったく感じませんが、境内入口に「多久天満宮」の社号標が建ち、境内右側に「中の原公民館」と正面に銅板葺き流造の社殿が建っております。
神社遠景。
外削ぎの千木と鰹木が置かれた銅板葺き流造の社殿。その周囲には玉垣がめぐらされています。
飛梅と観世音菩薩像。
手水舎。
おそらく社殿は新しく建て替えられたものだと思われますが、鳥居や狛犬の姿はありませんでした。
近年は老朽化した社殿を建て替えた際に、社殿は新築するものの同じく老朽化した鳥居や狛犬は廃棄されていることが多いのか、新しい社殿の建つ神社に鳥居や狛犬が見られないことがままあります。
神社の資金難は周知のとおり、氏子さんたちの負担も多くなっていると思われるので、これは仕方がないことなのかもしれませんね。
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